国土政策学コース Course of Public Policy and Engineering

女性の視点で国づくり!

もっと長持ちするコンクリートを!

高度な技術をもとに、社会基盤政策をプロデュース。

人類の生活・活動領域の膨張と拡大は深刻な環境問題を起こしています。人々の安全な生活を将来にわたって確保するためには、広域的かつ包括的で高度な技術に裏打ちされた社会基盤政策の立案と執行が不可欠となっています。本コースでは、社会基盤施設をつくるプロデューサーを育てます。

グローバルな視点から、資源の有効利用を図る。

まずは土木工学を基礎として、国土政策、都市デザイン、計画システムの基礎を学びます。次に、自然環境と社会環境の両者に基づいた空間的な配置やネットワーク計画などについて学びます。社会基盤施設を計画・建設するための政策を立案・評価し、それを執行する能力を身に付けることを目指します。

学生の声

土木分野でも求められる 女性の力

阿部 麻友子
環境社会工学科 国土政策学コース4年
(栃木県立栃木女子高等学校出身)

防災にはハード面とソフト面のどちらも充実した国づくりが必要なのではないかと考え、その技術を身につけたいと思ってこのコースを選びました。実際に、計画の分野から、水、土、交通など様々なことを学んでいます。土木分野というと女性が少ないイメージかもしれませんが、実際は女性の力が求められており、活躍できる場だと思います。将来は、交通や都市計画を学び、人々が豊かに暮らせる国づくりに携われる仕事に就きたいです。

大学院生の声

社会基盤構造物を安心して 長く使い続けるために

谷口 智之
大学院工学院 北方圏環境政策工学専攻
修士課程2年

日常生活を支える社会基盤構造物は、建設後も適切な維持管理を通してその性能を発揮させるとともに、長寿命化や維持管理コストの最適化を図らなければいけません。私は、寒冷地特有の現象である「コンクリート構造物における凍害と塩害の複合劣化」について、劣化の進行を簡単な方法で正確に予測する手法の確立を目指しています。大きな構造物の劣化現象を正確に把握するため、物質の構成元素を測定するような細かな実験も行っています。

こんな人におすすめ

国家公務員、地方公務員、NPO、NGO、シンクタンク、コンサルタントや民間企業の立場から国土および地域計画に携わってみたい人、社会基盤を設計・評価し、それを社会問題の解決に役立てるような仕組みを手掛けてみたい人を支援し育てます。自分で問題を探して解決策を考え、それを社会で役立てようとする人、他人から与えられるものをやるのではなく、自分から能動的に物事に対処し、活躍したい人を求めています。このような人になるためには、深くて広い専門的な知識が必要となりますが、それを吸収できるような粘り強い性格の人におすすめです。

カリキュラムの特徴

少人数による実験・演習とインターンシップを重視。

少人数による実験・演習と国内外におけるインターンシップを重視した教育が、このコースの特色です。地球科学、物理化学、弾性体の力学、流体力学、熱力学などの専門基礎科目から、応用地質学、計測工学、粉体工学、岩盤工学、資源循環工学、地殻システム工学、地下水工学などの専門色の強い科目までを体系的に履修します。これらの科目には工学のさまざまな学問領域が網羅されており、幅広い基礎工学の知識も習得できます。

国土政策学コース カリキュラム

1年次(総合教育部)
全学教育科目
●教養科目(文学、芸術、歴史等) ●外国語科目 ●基礎科目(数学、物理、化学、生物) ●情報学など
2年次
学科共通科目・コース専門科目
●コンピューティング演習 ●応用数学I ●応用数学演習I ●基礎図形科学 ●構造力学I・II ●建築序説 ●計画・設計演習I ●建築史通論  ●建築計画I ●建築環境論 ●建設材料 ●応用図形科学 など
3年次
コース専門科目
●計画・設計演習II・III ●建築計画II ●都市計画 ●各種構造I・II ●コミュニティデザイン ●建築施工 ●構造解析I ●地震工学 など
4年次
コース専門科目
●卒業研究 など
修士課程・博士後期課程
大学院工学院建築都市空間デザイン専攻
●都市環境デザイン学特論 ●建築都市史特論 ●建築計画学特論 ●都市防災学特論 ●都市再生計画学特論 ●空間構造デザイン特論 ●住環境計画学特論 ●建築デザイン学特論  ●建築都市設計インターンシップ ●計画・設計特別演習I・II ●建築都市空間デザイン特別演習(修士課程) ●建築都市空間デザイン特別研究(博士後期課程) など
大学院工学院空間性能システム専攻
●建築環境計画特論 ●構造性能設計特論 ●環境行動デザイン特論 ●建設材料学特論 ●都市計画政策特論 ●建築環境設計特論 ●建築生産特論 ●都市環境気候学特論 ●ランドスケープ特論 ●空間設計インターンシップ  ●空間性能システム特別研究(博士後期課程) など

卒業生からのメッセージ

海を越えた新幹線

鳥居 良寛さん
東海旅客鉄道株式会社 新幹線鉄道事業本部 施設部工事課 係長
1998年 3月 工学部土木工学科卒業
2000年 3月 大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 修士課程 修了

2007年3月、台湾高速鉄道が台北~高雄間の全線で開業しました。日本の新幹線技術が初めて海外へ輸出されたもので、私自身も長くこのプロジェクトに携わっており、多くの困難を乗り越えての開業だったため、ようやく迎えた開業には感慨深いものがありました。文化の異なる現地の人と触れ合いながら開業を目指すこと、そして自らが技術支援した鉄道に多くの人が乗ってくれること、それがこの仕事の一番の魅力です。学生時代は橋脚の耐震補強の研究を行っており、実験用の供試体づくりの際には研究室の仲間に作業を手伝ってもらいました。また、研究の成果が上がらず、休日に先生のご自宅までお邪魔したこともありました。私の学生時代は、多くの人に支えられて成り立っていたことを、今でも感謝しています。鉄道の仕事には、運転士や指令員、車両や設備の保守要員など多くの人がかかわり合っているため、チームワークが大切になります。何か物事を進める場合、一人の力は微力ですが、周りの人と知恵や汗を出し合うことで大きな成果を得られることが多く、そのようなことができる人間関係を常日頃から築いておくことが大事だと思います。

※大学院工学研究院・大学院工学院広報誌「えんじにあRing」No.371(2007年10月号)掲載記事を再編集したもの。

北大で素晴らしい出会いを!


水力発電所 ダム背面にて
今 翔平さん
北海道電力株式会社 静内水力センター 土木課
2007年3月 工学部土木工学科 卒業、
2009年3月 大学院工学研究科 北方圏環境政策工学専攻 修士課程 修了

北海道電力で、水力発電所の土木設備(ダム等)保守管理業務を行っています。保守を行う上では、ダムの状態や挙動に対するさまざまな値からダムの安全性を証明しなければなりません。大学で学んだ土木の専門知識、研究室で学んだ解析・検討のスキルを基礎として、日々業務を進めています。皆さんが思い描く一般的な「土木工学」とは異なるかもしれませんが、私が大学で所属していた研究室では主に河川・海などの水流を数値計算によって再現し、流体運動によって引き起こるさまざまな現象の原因解明を行っています。北大には多くの研究室、そして素晴らしい先生方がそろっているので、必ず自分が成長できる研究に出会えます。また、他学部生や留学生と交流する機会も数多く、研究室を通じて海外や北大卒業生のエンジニアから学ぶ機会を得ることができました。これらの交流は自分の価値観や視野の拡大に大きく役立ちます。このように、北大では人生に大きな影響を与える出会いがあります。皆さんも、北大で素晴らしい出会いを経験し、充実した学生生活を送ってみませんか?

卒業後の進路

国家公務員・地方公務員・シンクタンク・コンサルタントなどにおける政策立案者、JR・電力・高速道路会社・建設業などにおける専門技術者、大学や研究所などでの教育・研究者、デベロッパーや国際協力機構などにおけるプロジェクト担当者など幅広い分野で活躍しています。

取得可能な資格

■高等学校教諭一種免許状(理科・工業)
■測量士・測量士補
■甲種消防設備士(受験資格)
■火薬類取扱保安責任者(試験科目一部免除)
■コンクリート技士(受験資格)
■コンクリート主任技士(受験資格)
■コンクリート診断士(受験資格)
■建設機械施工管理技士(受験資格)
■土木施工管理技士(受験資格)
■建築施工管理技士(受験資格)
■電気工事施工管理技士(受験資格)
■管工事施工管理技士(受験資格)
■造園施工管理技士(受験資格)
※資格の取得には指定科目の修得や、卒業後に実務経験が必要なものもあります。

産業別就職状況

※産業別就職状況・主な就職先は、2015年3月卒業者・大学院修了者を集計したもの。

主な就職先(50音順)

●青森県 ●大林組 ●片平エンジニアリングインターナショナル ●兼松 ●国土交通省 ●札幌市 ●静岡県 ●清水建設 ●JAXA ●JFEエンジニアリング ●JR東日本 ●中央コンサルタンツ ●中部国際空港 ●鉄道総合技術研究所 ●東急建設 ●東電設計 ●パシフィックコンサルタンツ ●東日本高速道路 ●北央道路工業 ●北海道 ●横浜市


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