施設の概要(現在は加速器駆動パルス中性子源「HUNS」の利用が主)

 北海道大学の電子線形加速器(電子LINAC)施設では、最大3.2 kWの電子線を1次ビームとして、X線や中性子線といった2次ビームを利用した以下のような実験が行われています。


● 中性子小角散乱(SANS)法による物質ナノ構造解析

● 中性子イメージングによる物質内部情報解析

● 中性子ソフトエラー試験

● 加速器駆動パルス中性子源の開発研究

● 中性子光学素子や中性子検出器の試験

● 中性子ビーム利用装置の開発研究

● その他、中性子ビームや高エネルギーX線ビームの利用実験


以上のように、現在はHUNS(Hokkaido University Neutron Source(s))の利用が主となっております。
中性子源には、パルス中性子源、パルス中性子源、パルス高速中性子源の3タイプがあります。

現在の運転状況


● 通常出力:1.6 kW(加速エネルギー32 MeV × ビーム電流50 μA(繰り返し50 pps)、電子パルス幅4 μs)

● 最大出力:3.0 kW(加速エネルギー32 MeV × ビーム電流94 μA(繰り返し100 pps)、電子パルス幅4 μs)


・現在は、結合型パルス熱中性子源使用時のみ、最大出力(加速器出力100%)運転が可能。

・高速中性子利用のソフトエラー試験は、加速器出力70%の状態で実施可能。今後、出力向上の見込みあり。

・その他の実験については、現在は加速器出力50%の状態で実施しています。