
Introduction
心まで伝わるような、情報技術を実現しよう。
音声や音楽などを人間のように理解するマルチメディアシステムや、人間と会話ができるコンピュータ。
明日のコミュニケーションを豊かにしてくれるテクノロジーを目指して。
先端技術で、メディアとネットワークの未来を創る。
今日の社会では、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)が産業・環境・文化・教育などのあらゆる分野の基礎として欠かせない存在となっています。 AI技術をはじめとして急速かつ劇的な発展を続けるICTは、未来社会を切り拓く重要な研究テーマであり、多様化する社会課題を解決する手段として期待が高まっています。
コミュニケーションを支える新しいテクノロジーを。
「Information」の表現である、音声・音楽・文字・画像・映像を対象とした次世代マルチメディアAI技術・コンピュータグラフィックス、「Communication」を支えるモバイルネットワークや光ネットワークなどを軸とした次世代コミュニケーション技術について、基礎理論から 応用まで最先端の技術を幅広く学ぶコースです。 目指しているのは、生活のさまざまな場面で役立つ新しいテクノロジーの創出です。
カリキュラムの特徴
近未来の先端技術分野の技術開発を担う人材を育成。
本コースでは、文字や音声、画像や映像などのメディア情報処理と、世界中のメディアをつなぐモバイル・光ネットワークの両方について、基礎理論から応用まで最先端の技術を幅広く学びます。 本コースの特徴として、最新のAIや通信技術の基礎理論の習得に加え、それらを医学・脳科学・土木工学・材料科学・スポーツ科学・惑星科学などの多様な分野へ応用する「実践力」を養成する点が挙げられます。 講義や卒業研究を通して、明日の社会が求める実践力を持ったICTのエキスパートとなる人材を育成します。
コース カリキュラム
1年次 (総合教育部)
- 【全学教育科目】
- ●教養科目(文学、芸術、歴史等) ●外国語科目 ●基礎科目(数学、物理、化学、生物) ●情報学 など
2年次
- 【学科共通科目・コース専門科目】
- ●応用数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ●計算機プログラミングⅠ・Ⅱ ●コンピュータ工学 ●電磁気学 ●情報理論 ●信号処理 ●線形システム論 など
3年次
- 【コース専門科目】
- ●サイバーコミュニケーション ●ネットワーク構成論 ●通信システム ●メディアプログラミング ●音声メディア応用論 ●画像処理応用 ●コンピュータグラフィックス ●ディジタルネットワーク など
4年次
- 【コース専門科目】
- ●卒業論文 など
大学院情報科学院 情報科学専攻 メディアネットワークコース
- 【修士課程・博士後期課程】
- ●自然言語処理学特論 ●メディア創生学特論 ●メディア表現論特論 ●コンピュータグラフィックス特論 ●ネットワークシステム特論 ●ワイヤレス伝送・環境電磁特論 ●フォトニックネットワーク特論 ●適応コミュニケーション特論 ●ユビキタスネットワーク学特論 ●メディアネットワーク社会学特論 ●メディアネットワーク特別演習(修士課程) ●メディアネットワーク特別研究(博士後期課程) など
学部生の声
「当たり前」を知り、創り出す
通信ネットワークはスマートフォンやWi-Fiなど、今や日常生活で当たり前に利用されています。 そんな当たり前の分野を原理からしっかり学びたいと考え、本コースを志望しました。 通信技術が日進月歩に発展していく中で、より高速かつ低消費電力というニーズがますます高まっています。 そんなニーズに応える、未来の「当たり前」を創り出すべく、研究活動に励んでいます。

情報エレクトロニクス学科 メディアネットワークコース 4年 (北嶺高等学校出身)
大学院生の声
創造活動を技術で支える
CGはどのような場面で用いられているでしょうか? 映画やゲーム、アニメなど、身近な映像のあらゆる場所で目にしているはずです。 今や映像表現において不可欠な技術であるCGを、より美しくリアルに、そして表現や活用の幅を広げるための研究を行っています。 私はアートが好きですが、創作自体は得意ではありません。 しかし、CGの研究を通じて、アーティストの創造活動を支える技術を生み出せると信じ、日々取り組んでいます。

大学院情報科学院 情報科学専攻 メディアネットワークコース 修士課程1年 (北海道帯広柏葉高等学校出身)
卒業生からのメッセージ
情報通信社会を支える光ファイバ技術
NTTの研究所にて、情報通信社会の基盤となる光ファイバの研究に取り組んでいます。
光ファイバは、日本国内のみならず海を越え、世界中を結ぶ現代社会に不可欠な技術です。
髪の毛ほどの細さのガラスの中に、電磁気学・光学・材料学・通信システムといった多岐にわたる技術が結集し、大容量通信を可能にしています。
大学の授業や研究室で学ぶ中で、その奥深さを知り、この道を選びました。
情報化社会の発展に伴い、光通信に求められる要件も高度化しています。
通信容量の拡大に加え、堅牢性、柔軟性、低遅延性など、さらなる性能向上が求められています。
一方で、実用化にあたってはコストや運用・保守といった観点も不可欠です。
これらのニーズに応え続けるため、光ファイバや通信インフラのあるべき姿を日々議論しながら研究を進めています。
今後も、世界をリードする研究者を目指して邁進していきたいと思います。

職場の実験室にて
日本電信電話株式会社
アクセスサービスシステム研究所
大学院情報科学研究科 メディアネットワーク専攻 修士課程 修了
こんな人におすすめ
コンピュータを使ってさまざまなアルゴリズムやプログラムを開発したいと思っている人。光や電磁波/電磁界の不思議さに惹かれ、その解析や安全性を研究してみたい人を求めます。 SF映画に出てくるような画期的な通信装置や立体映像を研究したい、実物と間違えるほどきれいなCGを研究したい、新しい情報サービスを実現して会社を作りたい、心と心を結ぶやさしいネットワークを作りたい、そんな大きな夢を持っている人。 コンピュータ、インターネット、携帯電話や次世代のマルチメディアの実現に興味がある人。 理科の実験や図画工作が好きな人には特におすすめです。

研究室
進路・資格
卒業後の進路
通信・情報・電気・電子関連企業(総合電機メーカーや通信事業会社)を中心として、自動車関連企業、ソフトウェア企業、研究所などに就職し、研究開発者やシステムエンジニアとして活躍しています。
取得可能な資格
■高等学校教諭一種免許状(数学・理科・情報)
■第一級陸上無線技術士(試験科目一部免除)
■第一級陸上特殊無線技士
■第三級海上特殊無線技士
■建設機械施工管理技士(受験資格)
■建築施工管理技士(受験資格)
■電気工事施工管理技士(受験資格)
■管工事施工管理技士(受験資格)
※資格の取得には指定科目の修得や,卒業後に実務経験が必要なものもあります。
産業別就職状況

※産業別就職状況・主な就職先は、2025年3月卒業者・大学院修了者を集計したもの。
主な就職先
●アクセンチュア ●SBテクノロジー ●NTTデータ ●NTTドコモ ●KDDI ●JFEスチール ●JSOL ●ソニー ●DMG MORI Digital ●テクノプロデザイン社 ●トヨタ自動車 ●日鉄ソリューションズ北海道 ●野村総合研究所 ●日立製作所 ●三菱総合研究所 ●横河電機
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キーワード
(「北海道大学工学部のすべて 2025-2026」より抜粋)