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分析化学-15

原子スペクトル分析法

スペクトル:複雑な情報や信号が混合したものを、その成分に分解し、成分ごとに配列したもの

①原子吸光分析法

原理:原子を炎(約2000℃)で熱すると、原子が一つ一つに分かれる。光を当てると吸光光度法で光を当てた時のように原子が励起する。この時の吸収光の強度、波長により物質を特定、定量する。
測定物質:元素(化合物の形はわからない)、特に金属。

②誘導結合プラズマ発光分析法

誘導結合プラズマ(inductively coupled plasma:ICP)
プラズマ:陽イオンと電子を含む伝導性の(電気を通す)高温(10000度)の気体
原理:原子を含んだサンプルを霧状にし、プラズマに入れる。サンプル中の金属がイオン化し、その後電子を受け取る時に発光する。この発光スペクトルを分析。
測定物質:元素(化合物の形はわからない)、特に金属。