Home>教育>分析化学>4回目

分析の際の重要事項

選択的(selective)

選択的反応(試験)とは、複数の物質に反応するが、「好み」がある、ということ。

特異的(specific)

特異的反応(試験)とは、対象とする物質とのみ反応すること。

検量線

測定対象物質の濃度と分析機器の応答(信号)の強さの関係を表したグラフ(関数)。

標準試料

濃度が既知の、分析対象物質のみを含む試料。

感度(sensitivity)

物質量の変化に対する、分析機器の応答(信号)の強さの変化。検量線の傾き。検量線の傾きが小さいほど、濃度を正しく測定できない。

直線性

標準試料のデータ(点)が直線的に分布する度合い。最小2乗法の決定係数が1に近いほど直線性が高いということになる。

選択性(selectivity)

分析対象物質以外の物質(マトリックスと呼ばれる)に対する、分析手法・機器の対象物質の識別能力。
環境工学は自然界の気体、液体、固体を対象にするため、対象物質以外の様々なものを含んでいる。その他の物質は測定の邪魔になることが多いので(このような物質は阻害物質と呼ばれる)、物理・化学反応により可能な限り取り除く。

正確さ(accuracy)

自分の測定値と真の値の差。精度が高くても正確さがかけている場合もある。
例:測定物質の汚泥への吸着。
回収率:真の値に対する測定値の割合。

精度(precision)

同じサンプルを繰り返し測定した場合の、得られたデータ(測定結果)のばらつき。測定する人のスキル、測定機器のもつ能力による。一般に測定は3回(orそれ以上)繰り返し、統計学的処理(平均と標準偏差)を示す。一般に検出限界に近づくほど精度は落ちる。

検出限界(detection limit)

定性的に検出できる最低濃度。
例:料理で使うメモリが10gのはかり→10g、GC/MSによる環境ホルモンの分析→10 μg/L=10*10-6 g/L。
1m×25m×25mのプール(=625m3=625×1000L)に6gの物質を溶かしたことに等しい。

定量下限

定量可能な最低濃度。

分解能:解析可能なレベル。

時間的分解能:測定に要する時間。迅速性。
空間的分解能:どのレベルまで空間分布を測定できるか。