北海道大学工学院e3プログラム(英語特別コース)は英語を使用言語として修士及び博士の学位取得が可能なコースで、e3とはEnglish Engineering Educationの省略です。
e3プログラムは、2000年にEGPSEEとして環境社会工学系専攻のみでスタートしましたが、その後対象が拡充され、2007年にはe3に名称を変更し、学生数も大幅に増えました。2010年10月には応用物理学専攻が加わることで、工学院すべての専攻がe3プログラムの対象となりました。
日本人学生も大学院入学試験に合格した上で一定の英語力*があれば、世界各国の留学生と共に100を超えるバラエティーに富んだ英語での講義を受け、学位を取得することができます。また、英語特別コースに参加する日本人学生に対して、選考の上奨学金の給付を行っています。講義題目や英語力要件など、詳しくはウェブサイトをご覧ください。*(例)TOEIC 670点以上
北海道大学、旭川医科大学、札幌医科大学および北海道医療大学の4大学共同による「がんプロフェッショナル養成プラン」が文部科学省に採択され、平成20年度から工学研究科に「医学物理士・放射線治療品質管理士」養成コースが開講され、引き続き工学院でも開講しています。
医学物理士は放射線治療装置の品質管理や患者への放射線照射が適切に行われているかの検証を行います。また、放射線治療機器メーカーと連携し、新しい放射線治療技術の開発などで活躍しています。
放射線治療品質管理士は放射線治療品質管理機構が認定する資格であり、放射線治療の品質を確保するために制定された資格です。
小樽商科大学大学院商学研究科との協定に基づき、北海道大学博士後期課程2年次から、小樽商科大学科目等履修生としてMBA特別コースの科目を受講し、本学博士後期課程修了後、小樽商科大学MBA特別コースに引き続き1年間在籍し修了要件の43単位を取得することで「経営管理修士(専門職)」の学位を取得できるプログラムです。
このプログラムにより製品開発などを行う際に必要とされる専門性、マネジメント能力、マーケティング能力を兼ね備え、将来組織のリーダーとなり国際的に戦うための基盤を持った「人財」を育成します。
ダブルディグリープログラムとは、大学間交流協定に基づく学生交流の一環として、本学と協定大学との間で結ばれた教育プログラムにしたがい、両大学の学生がそれぞれの大学に在籍しながら、教育及び研究指導を両大学から受けることにより、それぞれの大学から学位を取得するプログラムです。本学院では下記の大学との間でダブルディグリープログラムを実施し、国際的に活躍する学生を育成しています。
2016年6月現在
AGH科学技術大学(ポーランド)
アジア工科大学(タイ)
ソウル大學校工科大学(韓国)
STSIプログラム(持続可能な輸送システムと社会インフラ構築のための国際共同研究力育成プログラム)とは、平成29年度の世界展開力強化事業(タイプAインド)として、文部科学省より採択された北海道大学の取り組みです。
インド側の参加大学であるインド工科大学(IIT)ハイデラバード校、ボンベイ校、マドラス校とともに、インドにおける輸送システムと社会インフラ構築に関わる種々の課題について、日印でチームを作りこれに取り組む際、その成果を最大化できるような能力を有する人材を育成します。特に、輸送システムや社会インフラ構築の正の側面だけでなくその環境影響や周辺住民への影響など負の側面も包含した持続可能な開発を日印の学生が協力して実現できるよう、日印産業界の協力のもと、「日印サステナブル開発コンソーシアム」を設立し、持続的な人材交流と育成を目指します。
海外・国内インターンシップ及び社会で活躍されている社会人講師による特別講義を通して、工学系の大学院学生の「人間力」を高めるための科目を提供しています。
国際的共通語としての英語によるコミュニケーション能力の育成を重視し、そのための実践的な英語力育成講義や、実際に英語を使ったコミュニケーション能力を向上させるプログラムを提供しています。
工学院・情報科学院・総合化学院・工学部の授業をインターネットにて提供します。北海道大学の学生や協定大学の学生であれば、申請を経て、誰でも視聴することができます。