お知らせ

平成30年度 北海道大学大学院工学研究院公開講座

ごみ処理・リサイクルの見方・考え方

ごみ問題は多岐にわたり,処理やリサイクルにはさまざまな方法があります。しかし最も重要なことは,なぜそのシステムとするかの根拠を明確にし,住民に説明し,理解を得ることであり,それには科学的な根拠が必要となります。有料化やごみの分類,環境影響の心配など,住民の関心が高いテーマについて,考え方を説明します。

平成30年6月7日(木)~ 7月19日(木)(毎週 木曜日)  ※6月28日は開講しません。
札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学工学部B11 講義室(B棟1F)

募集要項・申込先 


第1回 6月 7日(木)

ごみの歴史と処理方法の変遷

-高度成長で一変したごみとその処理-

工学研究院 松藤 敏彦 教授

ごみは社会とともに変化します。江戸時代,明治時代と,リサイクルが当たり前の社会が続きました。しかし高度経済成長を境に大量生産・大量消費・大量廃棄社会となり,ごみは一変しました。焼却,埋立,資源化について,どのように対応してきたか,どんな問題があるかを紹介します。


第2回 6月14日(木)

ごみ有料化の目的と効果

-人を動かすにはお金が一番-

工学研究院 松藤 敏彦 教授

ごみ収集を有料化する自治体が増えてきましたが,有料化する際には住民の反対が大きく,自治体は説明に追われます。しかし有料化の歴史は20 年以上であり,有料化には明確な目的があるのです。多くの反対はそれを理解しないためであること,有料化に伴って自治体がなすべきことについて紹介します。


第3回 6月21日(木)

産業廃棄物は一般廃棄物よりあぶないのか

-実はあいまいな分類,家庭にもある危ないもの-

工学研究院 松藤 敏彦 教授

「産業廃棄物は,一般廃棄物より危ない」でしょうか。実は,同じものが一般廃棄物になったり産業廃棄物になったりして,その境目はあいまいであり,場合によって変わることもあるのです。同じものを別々に処理するという不合理さもあります。さらに,家庭にある塗料や農薬も有害ですが,それらがきちんと集められていないとの問題も紹介します。


第4回 7月 5日(木)

危なさ(リスク)と基準の関係

-東日本大震災のがれき受け入れを中心に-

工学研究院 松藤 敏彦 教授

東日本大震災で発生した放射能で汚染されたがれきを,他都道府県で処理するさいには,激しい反対がおきました。ごみ処理にも見られるこの問題は,「危なさ」の理解が行政と市民で大きく異なることから生じています。リスクとは何か,基準とは何か,震災の際に起きた激しい議論を例として,考え方を説明します。


第5回 7月12日(木)

住民とのリスクコミュニケーション

-旭川市最終処分場におけるとりくみ-

工学研究院 松藤 敏彦 教授

ごみ処理施設の建設・運営には,住民とのリスクコミュニケーションがたいへん重要です。しかし施設が受け入れられるために施設や環境モニタリングが過剰となる場合が,多く見られます。いくつかの事例を示し,旭川市最終処分場における15年にわたるとりくみを紹介します。


第6回 7月19日(木)

環境にやさしいリサイクル・ごみ処理とは

-モノの流れやエネルギーではかる-

工学研究院 松藤 敏彦 教授

リサイクルすること,ごみからエネルギーを回収することに,反対する人はそんなにいないでしょう。でも,どうしていいか説明できますか。もし発電をしてもつくった電気以上を運転に使っていたら,回収したものが半分以上ごみになっていたら,どうでしょうか。リサイクルのよさはどのように考えればよいかを考えます。

対  象一般市民
定  員30名
受 講 料7,000 円 (配付資料代を含む) ※ 特定の講義の受講は、1回3,000 円です。
募集期間平成30年 5月11日(金)~ (土・日を除く)
募集要項をご参照のうえ、お申し込みください。
募集要項PDFファイル(271KB)
申 込 先〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
北海道大学工学系事務部教務課(学生支援担当)
TEL: 011-706-6707・6124/FAX: 011-706-6141
E-mail: k-gaksei@eng.hokudai.ac.jp