【Academic Fantasista 2024】材料科学部門の菊地竜也 教授が札幌南高等学校で「材料の表面を変えれば、世界が変わる!」と題して出張講義

北海道大学の研究者が、知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業 “Academic Fantasista(アカデミックファンタジスタ) “。工学研究院からは本年度、4名の研究者がこの事業に参加しています。
工学研究院 材料科学部門の菊地竜也 教授が、2024年10月25日(金)に北海道札幌南高等学校で出張講義を行いました。
菊地教授の研究室では、化学的なプロセスを用いて材料表面のナノ構造を高度に制御し、革新的な特性を生み出す材料の研究開発を進めています。
「材料の表面を変えれば、世界が変わる!」と題した今回の講義では、材料の性質を変化させる研究について、実演を交えながら解説。表面の構造を変化させたアルミニウムを使って、材料の表面を制御することで、曲がりやすくなる、超撥水性を発現するといった新たな機能を生み出すことができることを説明しました。


また講義の後半には、材料を構成する元素を実際に見て観察する時間が設けられました。
生徒たちは周期表に記載された元素の実物を手に取り、菊地教授の解説を聞きながら理解を深めていました。
参加した生徒たちからは「材料表面に関する科学の分野にとても興味が湧きました」「解説がわかりやすかったのがとても良かったです。また、高校で習う化学や物理などの教科とも関連付けてくださって、これから習う内容が楽しみになりましたし、高校での勉強の意義が感じられ、習ったこと一つ一つを大切にしていきたいと思いました」といった感想が寄せられました。


【文:工学系広報室】
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日 時:2024年10月25日(水)
1回目:14:15~15:05
2回目:15:15~16:05
会 場:北海道札幌南高等学校
参加生徒:1年生 1回目 34名/2回目 32名
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Academic Fantasista(アカデミックファンタジスタ)とは
北海道大学では内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」の一環として、北海道新聞社の協力のもと、研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生たちに伝えるAcademic Fantasista(アカデミックファンタジスタ)事業を実施しています。
詳細については、北海道大学の研究を発信するウェブマガジン「リサーチタイムズ」をご参照ください。
■【Academic Fantasista 2024】今年度は29名の研究者が知の最前線を伝えます
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