先輩・卒業生の声(インタビュー日:2024年6月)

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学部4年生 小原 丈尚
「授業も 遊びも 全部が勉強」
※学年は2024年6月当時のもの
インタビュー

4年生になって研究室に配属されますが、研究室配属後の生活について教えてください。

僕の所属する地域環境研究室ではゼミが週一で行われています。学部生のゼミでは毎回担当者が持ってきた論文について、教授らを交えみんなで議論するという形で行っています。また、それ以外の時間でのコアタイムは存在せず、各々のペースで研究を進めています。 4年生になり空き時間が増えたので、友人らと遊ぶ時間や自分の趣味に費やす時間が増え、自由な日々を過ごしています。

卒業論文の研究の紹介をお願いします。

「放置竹林の現況調査とその有効利用の検討」というテーマで研究を進めています。日本には広大な竹林が広がっており、その多くは管理が行き届かず荒廃しています。竹林の放置は、生態系への悪影響や景観の損失だけでなく、災害時の土砂災害のリスク増加なども招くため、早急な対策が必要です。この現状を改善し、竹の持続可能な利用を実現することを目標とし、研究を進めています。

卒業論文の研究を行うにあたって、コースの講義内容で活かされたことを教えてください。

気象学の授業で学んだことが現在の研究で生かされています。この授業では地域環境というミクロともとれる問題をマクロな視点からも考える機会になり、地域環境を学んでいくにあたって非常に有用な授業でした。

学部・コース配属の際に環境工学コースを選んだ理由を教えてください。

僕は自然豊かな地域で生まれ育ったことで、環境保全に強い関心を持つようになりました。幼少期から自然と触れ合う中で、自然環境の保全や持続可能な利用の重要性を感じてきました。この経験によって自然環境、特に地域環境への関心が深まり、環境工学コースへの進学を決意しました。

環境工学コースの良さは何だと思いますか?

環境工学コースの良さのひとつは、多くの魅力的な教授がいることだと思います。教授といえばとっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、そんなことは無く、とてもフランクで、困っていれば親身になって相談に乗ってくれます。

大学院進学を選んだ理由を教えてください。

就職するか悩んだ末、大学院への進学を決意しました。理由としては、学部生活で学んだことを活かさずに終わらせてしまうのはもったいないと感じたからです。大学院での学びを通して環境問題に対する理解を深め、「考える力」を育てたいと考えています。

大学院修士課程修了後の進路をどのように考えていますか?

具体的な進路は決まっていませんが、環境工学コースや大学院生活での学びを活かし、環境問題に携わる職に就きたいと考えています。環境問題への早急な対策が叫ばれる昨今において、環境問題解決の一翼を担う存在になることを目指しています。

後輩たちにメッセージをお願いします。

大学生活には至る所に学びの機会が転がっています。日ごろの授業はもちろんのこと、部活動やサークル活動、飲み会にだって学べることはたくさんあります。日ごろからアンテナを張り巡らせることで様々な気づきが生まれ、より楽しい大学生活、さらに、より実りのある人生につながるのではないでしょうか。

ある1日のスケジュール

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ニュース
  • 本コースへの寄附のお願い
    本コースでは、「衛生工学・環境工学教育基金」を立ち上げました。
    新入試制度(フロンティア入試タイプII)により環境工学コースに入学した学生への奨学金給付、および学部教育用設備の更新や博士後期課程に在籍する学生への経済的支援などに有効に活用させていただきます。
  • 2025.02.12
    中島芽梨さん、佐藤久教授(水環境保全工学研究室)と、産業技術総合研究所、海洋研究開発機構、東北大学の研究グループが、メタン生成アーキアに寄生する超微小バクテリアの培養に成功した研究論文について、プレスリリースを行いました。
  • 2024.1.8更新
    北島正章准教授(水質変換工学研究室)が、新型コロナウイルスの下水調査に関して、複数のテレビ番組、新聞等に登場しています。
  • 2023.07.28
    石井一英教授(循環共生システム研究室)が、株式会社クボタ様作成の『2050年未来会議「食料・水・環境」を本気で考える』(Newspicksのネット番組)に出演しました。
  • 2023.07.27
    北島正章准教授(水質変換工学研究室)らの研究グループが、下水中の新型コロナウイルス濃度が医療機関における感染者数の指標になることを証明し、本研究論文についてプレスリリースを行いました。
  • ニュース一覧

    受賞
  • 2025.3.18
    浅川高志君、小崎華怜さん、平田蒼太朗君、福井健暉君、郷義基君、中川直樹君、山下颯斗君(環境リスク工学研究室)が、水環境学会年会にてクリタ賞(浅川君、小崎さん、平田君、福井君)、ライオン賞(郷君、中川君、山下君)を受賞しました。
  • 2025.3.18
    髙井麻帆さん(水環境保全工学研究室)が、水環境学会年会にてクリタ賞を受賞しました。
  • 2025.3.18
    水落望乃香さん(水再生工学研究室)が、水環境学会年会にてクリタ賞を受賞しました。
  • 2025.3.18
    池田澪さん、宇貫真布さん(水質変換工学研究室)が、水環境学会年会にてライオン賞を受賞しました。
  • 受賞一覧

    衛生工学・環境工学教育基金
     
    衛生工学シンポジウム