「日本でも有数の教授陣の下で学ぶという機会を活かしてください」
株式会社タクマという環境プラントの設計や建設を行う会社で働いています。その中でも一般廃棄物処理プラントの計画・設計を行う部署に私は所属しています。 実際の業務としては、適正にごみ処理を行うためにはどのような設備が必要なのか、自治体はどのような施設を求めているのかを検討し、設計を行っています。
B4では初めての研究ということで、あまり余裕がなく、卒論に取り組む毎日でした。M2では多少慣れたのか、修論に取り組みながらも、研究室から夜釣りに出かけたり、研究室の学生と登山に行ったりしていました。
講義や修士論文等を通じて学んだ知識を業務の中で必要とされることが多く、今の仕事に取り組む上で、重要な土台になっていると感じています。また、環境工学コースで学ぶことは、実社会で必要とされる知識であると日々感じています。
もともと環境分野に興味があり、インフラ分野に携わりたいという思いから環境工学コースを選択しました。北大の環境工学コースは水、大気、廃棄物などの幅広い分野を学べるため、コース選択後も様々な進路を選べることが魅力的でした。
衛生工学の各分野において国内でも有数の教授陣が在籍されていることだと思います。環境に関する幅広い分野の基礎知識を学び、研究室配属によってさらに深く学びたい分野を選択し、その教授陣の下で研究を行えるというのは非常に貴重な経験だと思います。
繰り返しになりますが、環境工学コースでは、幅広い分野の知識を学ぶことができます。しかし、自分が何に取り組みたいかを意識し、深く学ぼうとしなければ、ただただ時間を浪費することになりがちです。目的意識を持って、日本でも有数の教授陣の下で学ぶという機会をぜひ活かしてください。
本コースでは、「衛生工学・環境工学教育基金」を立ち上げました。
新入試制度(フロンティア入試タイプII)により環境工学コースに入学した学生への奨学金給付、および学部教育用設備の更新や博士後期課程に在籍する学生への経済的支援などに有効に活用させていただきます。
北島正章准教授(水質変換工学研究室)が、新型コロナウイルスの下水調査に関して、複数のテレビ番組、新聞等に登場しています。
石井一英教授(循環共生システム研究室)が、株式会社クボタ様作成の『2050年未来会議「食料・水・環境」を本気で考える』(Newspicksのネット番組)に出演しました。
北島正章准教授(水質変換工学研究室)らの研究グループが、下水中の新型コロナウイルス濃度が医療機関における感染者数の指標になることを証明し、本研究論文についてプレスリリースを行いました。
石井一英教授(循環共生システム研究室)が、自然エネルギー財団のフォーラム「自然エネルギーと北海道・日本の未来:G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合に向けて」に出演しました。