「たくさんの知識を得て、様々な経験ができる場所です」
現在は河川事業の計画部門の仕事をしています。札幌市内には大小数多くの河川が存在しており、大雨時などに浸水被害等が発生している地域があるため、被害を少しでも減らせるよう河川の整備計画を検討しています。
昨年まで大気環境に関する仕事をする部署にいたので、そこでの仕事内容についても少し。環境法令に基づく届出の受理、事業場への立入、市民の方からのお問い合わせへの対応等をしており、PM2.5が高濃度になった日には問い合わせにより職場の電話が鳴り続けていました。
朝練が終わるとジャージからジャージに着替えて授業を受け、授業が早く終わる日はまたグラウンドに向かうというような部活一色の学生生活でした。休みの日は試合や合宿・遠征など道外へ行くことも多かったです。4年生のときには研究室の先輩方が試合の応援に来てくださり、とてもうれしかったことを覚えています。こんな生活でしたので、学業の面では先生方・先輩・後輩・同期に助けていただきながらなんとか修士課程まで修了することができました。
市役所では数年ごとに異動があり、それまでとは全く異なる仕事をすることが多いです。私も入庁してから2度の異動を経験し現在3か所目(下水→環境→河川)の職場になりますが、これまで下水処理、エネルギー関係、大気環境、音環境など衛生工学に関わる様々な内容の仕事をしてきました。大学で幅広く学べたことが、それぞれの部署でも役立ちましたし、異動で業務内容が大きく変わることへの抵抗感を減らしてくれている気がします。
環境について学びたいと思ったからです。コース選択の時はまだ漠然とした考えでしたので、環境問題についてとても広い領域のことを学べるという本コースのカリキュラムが私にとっては魅力的でした。概論や基礎的な内容を学べるので、自分がさらに知識を深めたいと思えることが何かを考えるベースを作れたと思います。
上述したように広い領域のことを学べるところです。学生のときは「専攻分野以外も勉強するのは大変…」と思っていましたが、環境保全はある特定の分野だけでは成り立たないので、広く総合的に学べることは環境問題に向き合う上で大切なことだと思います。特に市役所では様々な仕事内容を経験できるので、広く知識を得られたことはよかったと思います。
大学生活は多くの人にとって最後の学生生活だと思います。私は部活一色でたくさんの経験や素敵な仲間もできた楽しい学生生活でしたが、自分の研究を深めることはもちろん他分野の授業を受けて勉強してみたり、長期間で国内・国外へ旅行をしてみたり、バイトをしてみたり、学生のときしかできないことももっと経験できたらよかったなと思います。みなさんもやってみたいなと思うことがあればどんどんチャレンジして、楽しい学生生活を送ってください!
本コースでは、「衛生工学・環境工学教育基金」を立ち上げました。
新入試制度(フロンティア入試タイプII)により環境工学コースに入学した学生への奨学金給付、および学部教育用設備の更新や博士後期課程に在籍する学生への経済的支援などに有効に活用させていただきます。
北島正章准教授(水質変換工学研究室)が、新型コロナウイルスの下水調査に関して、複数のテレビ番組、新聞等に登場しています。
石井一英教授(循環共生システム研究室)が、株式会社クボタ様作成の『2050年未来会議「食料・水・環境」を本気で考える』(Newspicksのネット番組)に出演しました。
北島正章准教授(水質変換工学研究室)らの研究グループが、下水中の新型コロナウイルス濃度が医療機関における感染者数の指標になることを証明し、本研究論文についてプレスリリースを行いました。
石井一英教授(循環共生システム研究室)が、自然エネルギー財団のフォーラム「自然エネルギーと北海道・日本の未来:G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合に向けて」に出演しました。
石井一英教授(循環共生システム研究室)が、全学教育科目に係る授業アンケートにおける エクセレント・ティーチャーズに選出されました。
中屋佑紀助教(水環境保全工学研究室)が、全学教育科目に係る授業アンケートにおける エクセレント・ティーチャーズに選出されました。
松尾 稜介君(水質変換工学研究室)が、Asian Symposium of Microbial EcologyにてYoung Scientist Awardを受賞しました。
Uthpala Kaushalya君(水環境保全工学研究室)が、The Water and Environment Technology ConferenceにてExcellent Presentation Awardを受賞しました。