(株)建設技術研究所 池田 勇太
「環境問題に人生懸けてみませんか。」
インタビュー
現在の仕事内容を教えてください。
総合建設コンサルタント会社で廃棄物系の業務に携わっています。焼却施設や最終処分場等の廃棄物処理施設の計画・調査・設計業務をメインで行っています。近年では、災害によって発生した災害廃棄物処理に関する計画業務も増えてきました。
学業、部活動、サークル活動、アルバイト等、どの様な学生生活を送られていたのか教えて下さい。
学業をとても頑張っていました、と言いたいところですが勉強はそれなりに、アルバイトを頑張っていたような気がします。ただし、得意な授業に関しては楽しく、集中して勉強していました。
環境工学コースで学んだ事や、経験したことで、印象に残っていること、今のお仕事に役立っていること、社会に出てから感じる重要性、等を教えて下さい。
環境工学コースでは、土木に関する授業(流体工学、構造力学、土質力学等)から衛生環境に関する授業(上水工学、下水工学、廃棄物管理工学等)まで幅広く学ぶことができます。
現在、廃棄物に関する仕事を行っておりますが、土木に関する知識もとても重要であると痛感しています。
学科・コース配属の際に環境工学コースを選んだ理由を教えてください。
中学生の頃から漠然と「環境問題」に携わりたいと思っていました。コース配属の際に重視した点は「環境問題」をより身近で感じられる分野、特に生活環境に関して学ぶことができる分野という点です。
この点から環境工学コースが最も相応しいと思い、選択しました。
環境工学コースの良さは何だと思いますか?
衛生環境に関する勉強だけはなく、土木系やエネルギー系等、幅広く学べる点だと考えます。主観ですが、学生想いの先生方も多いように感じます。
後輩たちにメッセージをお願いします。
環境工学コースの就職先は色々な分野に分かれます。どの分野でも、求められるのが「環境問題」の解決だと思います。「生」を「衛(まも)」る学問を本気で学び、共に「環境問題」を一緒に解決していきませんか。
ニュース
本コースでは、「衛生工学・環境工学教育基金」を立ち上げました。
新入試制度(フロンティア入試タイプII)により環境工学コースに入学した学生への奨学金給付、および学部教育用設備の更新や博士後期課程に在籍する学生への経済的支援などに有効に活用させていただきます。
北島正章准教授(水質変換工学研究室)が、新型コロナウイルスの下水調査に関して、複数のテレビ番組、新聞等に登場しています。
石井一英教授(循環共生システム研究室)が、株式会社クボタ様作成の『2050年未来会議「食料・水・環境」を本気で考える』(Newspicksのネット番組)に出演しました。
北島正章准教授(水質変換工学研究室)らの研究グループが、下水中の新型コロナウイルス濃度が医療機関における感染者数の指標になることを証明し、本研究論文についてプレスリリースを行いました。
石井一英教授(循環共生システム研究室)が、自然エネルギー財団のフォーラム「自然エネルギーと北海道・日本の未来:G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合に向けて」に出演しました。