学部2年生 山下 颯斗
「北大で、環境工学を学ぼう!」
※学年は2022年6月当時のもの
※学年は2022年6月当時のもの
インタビュー
学部・コース配属の際に環境工学コースを選んだ理由を教えてください。
入学前から、大学で廃棄物処理について学びたいと思っていたからです。高校生の時、日本の最終処分場(一般廃棄物)の残余年数が、約20年しかないことを知りました。ごみ山の光景は、対岸の火事ではなく、日本の未来なのかもしれない。そんな危機感が、この分野に関心を持ったきっかけでした。
環境工学コースの魅力は何だと思いますか?
環境問題は多岐に渡りますが、その全体をカバーしている点だと思います。2年次開講の「環境工学序論」では、上下水道や廃棄物処理など、様々な環境工学の概要を学ぶことができました。
学業以外で、取り組んでいる活動について教えてください。
Webマーケティング会社でアルバイトをしています。社会人の方と交流できる機会が多く、学べることばかりです。私の他にも、課外活動に力を入れている友人が環境工学コースには沢山います。
将来の目標について教えてください。
ごみ問題解決の為、循環型社会の形成に貢献することが目標です。
後輩たちにメッセージをお願いします。
戦争兵器を作り出したのは、化学者であり、工学者です。彼らが環境や福祉を犠牲にした惨劇は、高度経済成長期にも起こりました。高度な知識と技術には、大きな責任が伴います。同じ失態を繰り返す余裕は、もう地球には残されていません。皆さんには、どの分野に進もうと、環境倫理について勉強して欲しいです。
ある1日のスケジュール
ニュース
本コースでは、「衛生工学・環境工学教育基金」を立ち上げました。
新入試制度(フロンティア入試タイプII)により環境工学コースに入学した学生への奨学金給付、および学部教育用設備の更新や博士後期課程に在籍する学生への経済的支援などに有効に活用させていただきます。
北島正章准教授(水質変換工学研究室)が、新型コロナウイルスの下水調査に関して、複数のテレビ番組、新聞等に登場しています。
石井一英教授(循環共生システム研究室)が、株式会社クボタ様作成の『2050年未来会議「食料・水・環境」を本気で考える』(Newspicksのネット番組)に出演しました。
北島正章准教授(水質変換工学研究室)らの研究グループが、下水中の新型コロナウイルス濃度が医療機関における感染者数の指標になることを証明し、本研究論文についてプレスリリースを行いました。
石井一英教授(循環共生システム研究室)が、自然エネルギー財団のフォーラム「自然エネルギーと北海道・日本の未来:G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合に向けて」に出演しました。