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ようこそ! オープンキャンパスへ!

▲「保護者のための工学部案内」で工学部のことがよくわかりました  8月3日(日)・4日(月)の2日間にわたって、北大オープンキャンパスが開催されました。工学部では、ものづくりの面白さと工学の魅力を身近に感じてもらい、工学の世界を積極的に志す高校生が増えることを期待して毎年参加しています。今年度は「体験講義」「研究室体験」「研究施設探訪」「先輩と話そう-研究パネル紹介-」「工学部進学相談会」「AO入試説明会」「保護者のための工学部案内」などを実施し、高校生や保護者・一般の方々に工学部の魅力を伝えました。

オープンキャンパスを終えて

▲先輩とじっくり話ができました  本年の工学部オープンキャンパスは、多くの方々の参画とご協力をいただきまして、盛況のうちに無事終えることができました。特に初日は気温が高く、エアコン設備のない会場での熱中症への懸念がありましたが大きな問題もなく、皆様のおかげであると感謝しております。
 本年の工学部オープンキャンパスは、昨年のものをほぼ踏襲し、より多くの参加者を迎えられるとともに、工学部から可能な限り多くの有用な情報を提供できるようにしました。2日間のオープンキャンパスを通して、昨年より多くの参加者をお迎えすることができました。また、高校生限定プログラムでは昨年より30名強参加者が増え、工学部に興味をもってもらえる生徒さんが増えてきているのではないかと期待しております。
▲体験講義を熱心に聴講しています  オープンキャンパスに限らず、他の進路相談会や大学説明会においても、「工学部ってどういうことをしているのですか」「工学部と理学部って何が違うのですか」という質問をよく頂戴します。限られた時間ではありましたが、教職員および大学院学生からの情報提供や説明を通して、オープンキャンパスへの参加者はこの問いに対する答えを導いて下さったものと思います。同時に、北大工学部の魅力も十分に感じ取って、ファンになって下さったのではないでしょうか。
 このように、オープンキャンパスは私たちの北大工学部を知っていただくとても貴重な機会です。少子化が進み大学進学者数の減少が懸念される中、優秀な学生を迎えるためにこのオープンキャンパスは絶好となる機会の一つです。来年以降も魅力あるプログラムを提供できるように検討を続けていきたいと思います。また、オープンキャンパスの実施には、先生・学生・事務の多くの方々の協力が不可欠です。今後とも皆さんのご協力をぜひお願いいたします。 (入試広報室長 横田 弘)

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国際水協会(IWA)スペシャリストグループ会議を開催

▲発表風景  世界で最も重要な水関係の学術団体である国際水協会(IWA)には約50のスペシャリストグループ(SG)があります。この度、SG会議を札幌に誘致するチャンスがあり、2014年6月15日(日)から18日(水)までの4日間、本学学術交流会館で会議を開催しました。
 今回は筆者がチェアマンを務めているParticle Separation SGの会議であり、水の物理化学的浄化方法全般に関して最新の研究発表と討議が行われました。世界各国から約180人の参加があり、非常な盛会となりました。サッカーのW杯と日程が重なったため、皆サッカーに関する話題から発表を始めて和やかな雰囲気の会議になりました。スポーツや芸術は、外国人とのコミュニケーションを非常に円滑にしてくれます。
 以前出席した某会議では、10万円以上の参加費にも関わらず昼食が固いパン一個だったことがあり、強烈な記憶として残っていました。北大・札幌の評判を落とさぬように、食事には気をつけようと思いました。昼食はホテルのシェフに用意してもらい、ディナーも北海道の美味しい食材をふんだんに使った料理を出してもらいました。ポスターセッションの時には缶ビール他を用意したのですが、「缶チューハイ」には気をつけましょう。ジュースと間違えて飲んでしまった女性研究者が続出しました。
 一緒に研究をしている学生達には色々と手伝ってもらいましたが、リアルな国際学会の雰囲気を感じてくれたと思います。学生がいつも論文を読んでいる海外研究者も多数来学し、直接コミュニケーションを取ることができたのは大きな収穫だったでしょう。北大のキャンパスの美しさや空港・札幌駅からのアクセスの良さなどは、初めて北大に来た人たちから絶賛されました。普段慣れてしまっていると価値を軽んじてしまいがちですが、札幌も北海道大学も世界に誇れる素晴らしいところです。ぜひ、また機会があれば国際会議を誘致したいと考えています。 (環境創生工学部門 准教授 木村 克輝)

▲ディナーの様子 ▲手伝ってくれた学生達と