卒業生コラム
より使いやすい商品創出を目指してパナソニック電工解析センター |
|||||||||||
[PROFILE]
|
「ユニバーサルデザイン」
との出会いが始まり
私が「より多くの人が、より使いやすく」というユニバーサルデザイン(以下、UD)の考え方を最初に知ったのは、大学3年の講義でした。もともと福祉機器に関心があり、機械工学の道に進んだのですが、従来のバリアフリー(障害を取り除く)という考え方をさらに発展させたUDの思想を知ってからは、より多くの人が快適に暮らすための「人にやさしいものづくり」がしたいと思うようになりました。就職活動の際にも、UDに関係した仕事ができそうな会社をひたすら探し、「UDの仕事がしたい」と面接官の方にアピールしたのを今でも覚えています。
その思いが通じたのか、入社して配属されたのは、パナソニック電工のUD商品開発支援を行う部隊のある、解析評価技術センター(現パナソニック電工解析センター)でした。
そこでの私の仕事は、お客様に「使いやすい」「使い心地がよい」と思ってもらえる商品を開発することです。商品企画・設計者と一緒になって、人は何に使いやすさを感じているのか、どうしたら使いやすい商品になるかを日々考えています。
ユーザー評価に着目して
商品の完成度を高める
例えば上腕血圧計を対象としたユーザー評価を行った際には、実際に使用している様子を観察していると、「計測姿勢がつらそうに見えるなぁ……」という気づきがありました。そこから、もっと楽な姿勢で計測できるよう、計測姿勢に着目した商品開発が進み、商品化されるに至りました。
今後もユーザー評価と商品開発がリンクすることで、一人でも多くの人に使いやすい、使い心地がよいと思ってもらえる商品、意識しなくてもみんなが自然に使っている商品を数多くつくっていけたらと思います。
やり遂げることの
大切さを学んだ大学生活
あっというまに過ぎてしまう学生生活。北海道の広大な土地でたくさんの楽しい思い出をつくると同時に、自分が本当にやりたいと思えることをぜひ見つけてください。