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北海道大学・北京大学・
ソウル国立大学・国立台湾大学
国際連携教育プログラム
物質科学アジア国際連携大学院の設立
(AGS:Asian Graduate Schools of Chemistry and Materials Science)
~世界トップレベルの大学院教育を目指して~

入学式記念撮影
入学式記念撮影
総長祝辞と新入生代表挨拶
総長祝辞と新入生代表挨拶

物質科学アジア
国際連携大学院とは

 北海道大学グローバルCOEプログラム「触媒が先導する物質科学イノベーション」では、物質科学アジア国際連携大学院(AGS:Asian Graduate Schools of Chemistry and Materials Science)を設立しました。これは北海道大学と北京大学、ソウル国立大学、国立台湾大学が連携して行う国際教育プログラムで、アジアトップクラスの選抜、授業料や生活費に対する充実した経済支援、英語カリキュラムによる国際的指導体制を柱として、化学および物質科学分野における世界トップレベルの大学院教育を行います。
 また、国際性豊かで実践的な人材育成を行うために、受講生には短期留学、インターンシップ、共同研究、ジョイントシンポジウムなどの教育プログラムが用意されており、この連携大学院プログラムにより次世代を担う科学者、技術者が多数輩出されることが期待されています。

記念すべき
第1回入学式を挙行

 AGS第1期生の入学式が、平成20年10月1日(水)、工学研究科材料化学系棟で開催されました。新入生は10名(北海道大学8名、北京大学2名)で、本学に入学した8名(中国6名、インド1名、ベトナム1名)のうち、工学研究科には4名(有機プロセス工学専攻1名、生物機能高分子専攻1名、物質化学専攻2名)が入学しました。入学式は、AGS運営委員長・触媒化学研究センター高橋保教授が司会を務め、グローバルCOE拠点リーダーの宮浦憲夫本研究科教授による挨拶とAGSの説明に始まり、佐伯浩北海道大学総長、三上隆工学研究科長、山口佳三理学院長から祝辞が述べられました。続いて新入生が紹介され、最後に新入生を代表して物質化学専攻に入学した、Yaru Zhangさん(北京科技大学出身)が挨拶に立ち、これから3年間AGSで学ぶことへの決意を表明しました。
 入学式には新入生のほか、指導教員、グローバルCOE関係者、新入生サポーターなど約30名が参加し、記念すべき第1回入学式を祝いました。また、入学式後は同会場にて、高橋教授によるガイダンスが開催され、夕方からは入学祝賀会が開催され、親睦を深めました。

(拠点リーダー 教授 宮浦 憲夫)

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「工学教育フォーラム2008
~教育のさらなる向上を目指して~」を開催

フォーラムの様子
フォーラムの様子
 平成20年9月1日(月)、工学教育フォーラムを工学研究科、情報科学研究科、工学系教育研究センター(CEED)主催で開催しました。
 本フォーラムは、今回が2回目で、ファカルティ・ディベロップメント(FD)の一環として企画し、学生を「社会から必要とされる人材」に育成するための教育のあり方について考えることを目的としています。
 本フォーラムは4部構成で、第1部は本研究科等が独自に実施しているFDの参加者による教育方法改善の提案内容の紹介等、第2部は東京工業大学が実施したコアリッション(人間力調査)アンケートの報告、第3部は工学系教育研究センター(CEED)の活動紹介、第4部は参加者全員で総合討論を行いました。
 当日は、教職員および学生合わせて約50名が参加し、総合討論では、参加者から活発に質問や意見が飛び出し、白熱した討論会となりました。
 本研究科等では、社会の変化に応じた教育のあり方を模索すること、そしてそれを実践することが、本学の評価と競争力の向上につながると考え、今後もこのようなフォーラムを開催していく予定です。
(教育企画室)

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「北海道大学工学系イノベーションフォーラム2008」を開催

パネル展示会場の様子
パネル展示会場の様子
 工学研究科および情報科学研究科では、平成20年9月19日(金)、東京ステーションコンファレンス(東京駅サピアタワー5階)にて、知財・産学連携本部、工学部同窓会および東京同窓会の後援により「北海道大学工学系イノベーションフォーラム2008」を開催し、工学系全21専攻のイノベーション技術を企業等の方々に紹介しました。
 太陽電池の制御技術、半導体用のナノワイヤ、カーボンナノチューブの革新的製造法、超微細組織を導入した高強性金属材料、固体レーザー用単結晶製造、中性子ビームを用いた非破壊検査、極限まで熱流束を高める沸騰伝熱技術などの「エネルギー・材料技術」、生体や細胞のナノテクノロジー、バイオポリエステルの合成酵素、製薬技術などの「バイオ技術」、スマートスーツなどの「人体支援ロボット技術」、生体内温度分布予測による居住空間の省エネ化、繊維補強セメント、岩盤の破壊予測、地盤の非線形振動などの「建築・土木・耐震技術」など多方面にわたる最先端研究の紹介講演の他、パネル展示会場では試作品などを使ったさらに深い技術説明が行われました。フォーラムには約150名の方々が参加し、フォーラム終了後に行われた交流会では、「来年もぜひ実施して欲しい」などの感想が寄せられました。
(工学系連携推進部)

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「北海道大学工学部工学セミナー2008」を開催

工学セミナー(函館)で挨拶する工学部長
工学セミナー(函館)で挨拶する工学部長
 工学部ヒューマンリソース推進部では、平成20年8月24日(日)に函館ラ・サール高等学校、10月13日(月)に旭川東高等学校において高校生を対象にした「北海道大学工学部 工学セミナー2008」を開催し、函館遺愛高等学校、函館中部高等学校、函館高等学校、函館ラ・サール高等学校、旭川東高等学校、旭川北高等学校から総勢約150名が参加しました。
 三上工学部長の挨拶に続いて、高井伸雄准教授(函館)と馬場直志教授(旭川)が、工学と他の学問との違いや工学の社会への貢献について、身近な例を挙げ高校生にも分かりやすく説明しました。その後、4つの学科から各1名の教員が実験を交えてそれぞれの分野の研究紹介を行いました。最後に、函館、旭川市内の高校出身の大学院生が、大学生活や研究などの話のほか、これからエンジニアとしてどのように社会に貢献していくかの夢についても真剣に語りました。
 参加者は、熱心に聞き入り、「工学部に興味を持ち始めた。工学部を知る良い機会であった。」「理学部と工学部で迷っていたが、工学部よりに傾いた。」などの感想が寄せられました。
(ヒューマンリソース推進部)