研究室日記

2024年度 2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度
2018年度


2020年度

3月30日
 佐藤准教授が令和2年度(第1回)北海道大学大学院工学研究院若手教員奨励賞を受賞しました!
 北海道大学大学院工学研究院ホームページ
3月25日
 新4年生顔合わせ会&卒業/修了証書授与式&送別会を行いました。
3月22~23日
 HUNSにて、放射線実習を行いました。
3月22日
 4名の新4年生が研究室に配属されました!
3月17~19日
 加美山教授、佐藤准教授、M1木内君がオンラインで開催された日本原子力学会2021年春の年会に出席し、M1木内君が口頭発表を行いました。
3月17~19日
 佐藤准教授がオンラインで開催された日本鉄鋼協会第181回春季講演大会に出席し、口頭発表を行いました。
3月8日
 加美山教授、佐藤准教授、古坂名誉教授が北大-KEK連携協力協定第11回連携協議会に出席し、加美山教授が講演しました。工学研究院から本会には、量子ビーム応用医工学研究室の松浦妙子准教授も参加されました。
Dr. HoH(古坂 道弘 北大&KEK名誉教授の共同研究者)
リンク先では古坂名誉教授もバッチリ顔出し出演されています。
3月2~5日
 研究室配属を控えた3年生がHUNSを含めて研究室を見学しに来てくれました。また、3月2日の午後にはオンラインでオープンラボ(3年生向け研究室紹介)を開催しました。多くの皆様のご来訪、まことにありがとうございました!
3月1~5日
 HUNSにて、M2貞永君の中性子共鳴吸収分光実験を行いました。修士論文提出までに測定しきれなかった追加の実験データを測定することが目的です。
By M2 AK SKKBR
修了記念の「電子加速器パワー70%」ビームオン!
電子ビームエージングが進行してきたためか、電子ビーム電流が下がらなくなってきました。
2月24日
 M2貞永君が令和2年度日本原子力学会北海道支部奨励賞を受賞しました!
同時に受賞された他の2名は社会人。学生唯一の受賞は快挙です!
2月19日
 M2貞永君、M1三好さん、B4大橋さん、B4村松さんが、オンラインで開催された日本原子力学会北海道支部第38回研究発表会/プラズマ・核融合学会北海道地区研究連絡会第24回研究発表会で口頭発表を行いました。
2月9日
M1三好さん「1番下、かわいいですよね。」
佐藤准教授「おう、世に言うキモかわいいってヤツか。」
M1三好さん「『かわいい』です。」
佐藤准教授「…。」
2月8日
 M2の修士論文説明会がありました!お疲れ様でした!
2月4日
 B4の卒業論文説明会がありました!お疲れ様でした!
1月25~29日
 HUNSにて中性子透過ブラッグエッジイメージング実験を行いました。今回はM1三好さんのサーマル・トモグラフィの予備測定と、建築材料の測定を行いました。
1月13日
 加美山教授、佐藤准教授、M2榊原さん、M2櫻井君、M2貞永君がオンラインで開催された第3回中性子(イメージング)データ解析検討会で口頭発表を行いました。
※ 写真は研究会とは関係ありません。開催日の夜の北大キャンパスの冬景色です。
1月7日
 北大LINAC-IIにて、中性子透過ブラッグエッジイメージング実験の準備を行いました。
M2榊原さん「かっこよ。」
4 m弱の長さのスーパーミラーガイド管により、パルス中性子源から中性子TOFイメージング検出器まで中性子ビームは輸送されます。
1月6日
 加美山教授、佐藤准教授、M2榊原さん、M2櫻井君、M2貞永君、M2藤谷君がオンラインで開催された令和2年度中性子イメージング専門研究会で口頭発表を行いました。
1月5日
 OG佐藤実有季さん(2019年度修士課程修了、ビー・ユー・ジーDMG森精機)の研究成果が、ISIJ Internationalに掲載されることが決まりました。
12月22~23日
 今年度も北海道大学と高エネルギー加速器研究機構(KEK)の連携事業の一環として「放射線検出器講習会」を開催しました。KEK素粒子原子核研究所の宇野彰二副所長、足立一郎教授、三好敏喜講師の3名の先生から丁寧に教わりました。今年度はオンライン開催となりましたが、その結果、日本中の大学・国立研究所・民間企業・官公庁から参加者が集まりました。
12月14~18日
 今年度も量子理工学専攻の高エネルギー加速器研究機構(KEK)連携講座「物質構造科学講座」の集中講義が開催されました。講師は昨年度に引き続き、KEK物質構造科学研究所の神山崇教授(中性子)、瀬戸秀紀副所長(中性子)、熊井玲児教授(放射光)です。今年度はオンラインでの開催となりました。
12月14~18日
 HUNS-IIにて、産学連携の宇宙線中性子ソフトエラー対策実験を行いました。
高速中性子源の準備の様子。
12月13日(日)11:30~12:00(本放送)
12月20日(日)11:30~12:00(再放送)
 BSフジ「ガリレオX」にて「中性子とミュオンで透視!日本刀の謎にせまる先端科学」放送!私達が開発した「ブラッグエッジ法」が研究で利用されたと同時に、私達は「則綱」の分析にも参画しました。
12月7~11日
 HUNSにて、M2貞永君の中性子共鳴吸収分光実験を行いました。また、北大LINAC-IIは最大出力の70%での定常連続運転を達成しました。
北大LINAC-IIは出力70%!
M2貞永君「国際宇宙ステーションみたい。」
12月4日
 HUNSにて、M2貞永君の中性子共鳴吸収分光実験に向け、結合型パルス熱中性子源と中性子ビームラインのセッティングを行いました。
11月30日~12月3日
 加美山教授と佐藤准教授がオンラインで開催されたコンパクト加速器駆動中性子源国際会議「UCANS-WEB」(UCANS-IX代替会議)に出席し、加美山教授がHUNS-IIに関する招待講演を行いました。来年こそは理化学研究所でUCANS-IXが無事に開催できることを願っています。
加美山教授は講演のたびに、HUNSの美しいお写真を新たに紹介してくれます。
本当に美しいです。美しい。美。さすが、Prof. Takashi "Beauty" Kamiyama!
12月1日
 コンピュータールームで作業。
11月25日
 NTTとの共同研究成果「世界で初めて半導体ソフトエラーを引き起こす中性子のエネルギー特性を測定 ~宇宙・他惑星などあらゆる環境での中性子起因ソフトエラー故障数を算出可能に~」が、北海道大学ニュースならびにYouTube動画として発表されました。
画像は北海道大学のホームページに掲載されたものです。
11月24日
 来月の中性子共鳴吸収分光実験に向けて、M2貞永君、B4小笠原君、M1三好さん、B4正木さんらが高検出効率型の中性子TOFイメージング検出器の試験をHUNSで行いました。
おまけで得られた情報として、加速器出力50%の状態で、非結合型中性子減速体から6 mの位置における1 eV以下の中性子束が
約1.3×104 n/cm2/sであることを確認しました。HUNS-IIはHUNS-Iに比べ、確実に高強度化しているようです。
今回も技術職員陣の厚い(熱い?)サポートに助けられました。
11月16日
 卒業アルバム用の写真を撮影しました。
後藤秘書、M1黒川君の2名が欠席でした。残念。
ちなみに、写真撮影の瞬間のみ騒がずマスクを外し、撮影後は速やかにマスク着用ならびに解散をしました。
11月12~13日
 加美山教授、佐藤准教授、M1木内君、鬼柳名誉教授、古坂名誉教授が、NTT宇宙環境エネルギー研究所を訪問し、共同研究に関する打ち合わせを行いました。なお、M1木内君は11月9日から先行してNTT宇宙環境エネルギー研究所に滞在し、研究に関する技術習得を行いました。
11月9~11日
 加美山教授、佐藤准教授、M2楠見君、M2榊原さん、M2櫻井君、M2貞永君、M2藤谷君がオンラインで開催された日本中性子科学会第20回年会に出席し、全員がポスター発表を行いました。
M2の櫻井君と藤谷君がポスター賞を受賞しました!(画像は工学院のホームページに掲載されたものです。)
博士課程の大学院生も含めた全国の学生の発表の中から6名の受賞者が選ばれていましたが、
その内2名が当研究室の学生という快挙です!
11月10日
 M2櫻井君がオンラインで開催された日本中性子科学会第20回年会でポスター賞を受賞しました!
11月10日
 M2藤谷君がオンラインで開催された日本中性子科学会第20回年会でポスター賞を受賞しました!
11月1日
 佐藤 博隆 先生が准教授に昇任されました。
10月28日
 佐藤助教がオンラインで開催された16th International Symposium on Characterization of Metals and Nanostructured Materials by Neutron and X-ray Synchrotron Scattering(NeXS2020)で招待講演を行いました。
10月9~23日
 北大LINAC-II、耐フルパワー中性子発生ターゲット、高カップリングジオメトリー、非結合ポイズン型中性子減速体、スーパーミラーガイド管、中性子グリッドコリメーター、THIN-GEM型中性子TOFイメージング検出器を組み合わせて、パルス中性子透過ブラッグエッジイメージング実験を行いました。今回はM2楠見君の実験と産学連携共同研究2件の合計3テーマを連続して実施しました。また、中性子共鳴吸収分光実験の予備実験も行いました。
4年生も実験準備の様子を見学しました。
実験準備の陣頭指揮をとったM2楠見君。様になっています。
M2の実験準備の手際の良さはさすがです。
研究室で最もレーザー保護メガネの似合う男。
懐かしい中性子TOFイメージング検出器の動作テストも進行中。
33 MeV×60 μA=1.98 kW(60 pps)の電子加速器出力条件下で、終夜実験を初めて行いました。
4年生はまだ放射線実験ができませんが、実験データ解析を頑張りました。
自分の実験を進めながら、後輩を見守る先輩。
創作開始。
キャンプファイヤー!
(※ 遊んでいるわけではありません。)
テスターの面白さに目覚めた人。
(※ これは遊び始めました。)
4年生はチームワーク抜群!(?)
次回の中性子共鳴吸収分光実験の準備も進めました。
10月19日
 金属技研の森重晶様、塩田佳徳様が北大LINAC-IIを見学されました。
加美山教授が手に持っている物は、金属技研製作の積層造形物「サモトラケのニケのUSBメモリ」です。
10月4~8日
 加美山教授、佐藤助教、M1木内君、B4正木さん、鬼柳名誉教授が、愛媛県西条市の住重アテックスを訪問し、陽子サイクロトロンを利用した中性子ならびに陽子ソフトエラー加速試験をNTTと共同で行いました。北大病院陽子線治療センターとのコラボレーションの一環でもあり、コラボレーションがどんどん拡がっています。
 住重アテックスは、外部ユーザーサポートにおいて、技術のみならず「心」が非常に素晴らしいと思いました。困ったことがあっても、外部ユーザーの声に快く耳を傾けてくれていることが非常によく伝わってきました。とても相談しやすかったです!雰囲気もとても明るく、また実験したいと思いました!上本様、曽我部様、真田様、ありがとうございました!HUNSも外部ユーザーを受け入れていますが、まだまだ見習うべき点があると心底思いました。

※ 以下の写真は、撮影ならびに掲載の許可を住重アテックス側から事前に得ています。
前夜祭(COVID-19拡大防止の観点からソロ前夜祭)は、鯛めし&さつまめし!
JR壬生川駅にて
中性子ソフトエラーならびにハードエラー試験の準備中
照射中性子の高エネルギースペクトルについてディスカッション中
陽子ソフトエラー試験の準備中
陽子ビーム誘導部
様々な電子回路の中性子ソフトエラー率を入射中性子特性を変化させながら測定しました。
陽子ソフトエラー試験は衝撃の結果!
9月16~18日
 加美山教授、佐藤助教、M2楠見君、M2榊原さん、M2櫻井君、M2貞永君、M2藤谷君がオンラインで開催された日本原子力学会2020年秋の大会に出席し、M2全員が口頭発表を行いました。
9月15~17日
 北大LINAC-II再稼働後、初のユーザー実験として、高速中性子源を利用した産学連携の宇宙放射線対策ソフトエラー加速実験を行いました。
工事前よりも電子ビーム電流値が少し高くなっています(50 pps運転で平均電流52 μA)。
9月14日
 大学院入試を受験したB4全員(大橋さん、小笠原君、鈴木君、正木さん)が大学院入試に無事に合格しました。おめでとうございます!
9月9日
 北大LINAC-IIが電子ビーム誘導部の工事を経て再稼働しました。
やはり、電磁石による電子ビーム輸送条件が工事の前と変わっていました。
最初は電子ビームが誘導部を通過できず焦りましたが、技術職員の佐藤孝一さんがすぐに通過条件を探し当てました。
9月11日の写真ですが、50 pps繰り返し運転で電子ビームパワー1.6 kWが従来通り出力されています。
9月7日
 北大LINACで翌週に行う中性子ソフトエラー実験に向けて、パルス高速中性子源の準備を行いました。まもなく工事後の電子ビーム照射試験開始です!
 また、量子ビーム応用医工学研究室の前身である量子放射線科学研究室の澤村貞史名誉教授が、新しい北大LINACをご見学されました。喜んでいただけて嬉しく思います。
9月4日
 北大LINACで翌々週に行う中性子ソフトエラー実験に向けて、高速中性子ビームラインの準備を行いました。また、電子ビーム誘導部の工事がもうすぐ終わります。
8月26日
 北大LINACの電子ビーム誘導部の工事が進んでいます。誘導部のベーキング(熱による管内壁のガス出し)とターボ分子ポンプ&イオンポンプにより超高真空化を進めています。
電子ビーム誘導部の工事状況。
「CENTER」中性子源ポートと「RIGHT」中性子源ポートにつながっている電子ビーム誘導部。
Alホイルにより巻かれた電子ビーム誘導部。熱で管が伸びるので、ゆっくり温めていきます。
8月25~26日
 大学院入試があり、4名の4年生が進学を目指して受験しました。長期にわたる準備勉強ならびに長時間にわたる当日試験、大変お疲れ様でした。次はいよいよ研究ですね!がんばりましょう!
8月21日
 日本学術振興会外国人研究者招へい事業に採択されました。これにより、イタリアのDr. Francesco Grazziが国際共同研究のため、中性子ビーム応用理工学研究室に5週間滞在されます。
研究課題は「中性子透過ブラッグエッジ解析による歴史的文化財の金属組織非破壊評価」です。
2017年2月以来のDr. Francesco Grazziの来訪となります。
8月6日
 M2貞永君とB4正木さんの北大LINAC施設探検。電子ビーム誘導部の解体工事の見学に加え、施設の最深部まで探検してみました。
電子ビーム誘導部があった跡形。
再利用される電磁石群も一時的に解体されています。
熱弁する貞永君。
北大LINACの最深部。
気分はまるで重力波望遠鏡「KAGRA」!?
楽しんでこそ良い研究ができると思います。このツアーが良い刺激になったら幸いです。
8月5日
 4年生の卒業論文研究テーマが決まりました。
7月30日
 北大LINACはメンテナンスのため停止中ですが、M2貞永君が中性子共鳴吸収分光実験に向けて準備を進めています。
7月10日
 量子理工学専攻の修士論文中間発表会がオンラインで開催され、M2全員が発表しました。
7月6~9日
 HUNSハイパワー中性子発生ターゲットステーション+非結合型中性子減速体+グリッドコリメーター+GEM型中性子TOFイメージング検出器を利用した高波長分解能中性子透過ブラッグエッジイメージング実験を行いました。
ハードウェア班の準備状況。
GEM型中性子TOFイメージング検出器2号機の2.3倍の中性子検出効率を持つ1号機を再投入しようとしましたが、
不具合により使用できませんでした。2号機で実験しましたが、実験結果はバッチリでした。
ソフトウェア班の準備状況
おまけで測定した3.65Qcスーパーミラーガイド管(長さ3.83 m)による中性子ビーム強度増加率の中性子波長依存性。
北大LINAC「CENTER」中性子ビームラインでは、スーパーミラーガイド管を挿入すると3.5 m中性子飛行管が真空にできなくなるため、ガイド管挿入時の中性子強度比が短波長領域で1を下回ります。
おまけで測定した中性子グリッドコリメーターの有無による中性子ビーム強度比の中性子波長依存性。
中性子グリッドコリメーターを使うと散乱中性子バックグラウンドを防ぐことができますが、
中性子ビーム強度は60%程度になってしまいます。どちらを選択するかは、実験目的次第です。
6月26日
 M2榊原さんがHUNSのハイパワー中性子発生ターゲットステーション用の非結合型熱中性子減速体を製作しました。
北大LINAC技術職員の長倉宏樹さんの指導の下、パーツを加工している榊原さん。
5月29日
 加美山教授と佐藤助教が、新4年生との個別面談をオンラインで行いました。
5月27日
 5名の新4年生が研究室に配属されました!
5月11日
 M2全員が就職活動において内々々定の連絡を受けました。おめでとうございます!
5月1日
 第1回北海道中性子ビーム応用工学協議会M2支部(ただのオンライン飲み会)を開催しました。
参加者:M2全員
5月1日
 北大LINACの真空チェックを定期的に行っている加美山教授から、美しいお写真が届きました。
しかし、これを見に行ってはいけません。今は"Stay Home"しましょう。
工学部棟の前の桜
4月17日
 教職員も在宅勤務を開始しました。
4月16日
 学生と教員の間の研究相談は、SkypeやZoom等の利用率を増加させて継続しています。
4月14日
 応用量子科学部門 原子力支援社会基盤技術寄附分野に2020年4月から着任された中島 宏 特任教授(前 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 副所長)がHUNSを見学されました。
4月10日
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため、研究室所属学生の学内での研究活動を制限しました。

最初に戻る