特集 07
研究を通じて成長する Grow up through research

「今日いくつ橋を渡って来ましたか?」先生の問いで気づいた土木の重要性
北方圏環境政策工学専攻
構造デザイン工学研究室
修士課程2年
赤坂 健太
暮らしを支える土木工学
河川を超える橋、道路を超える橋、島と島を繋ぐ橋…多くの橋は私が産まれた時にはすでに当たり前のようにありましたが、これらの橋をつくっているのは土木工学です。他に道路やトンネルにも土木工学の知識が活用されており、土木工学の果たす役割の大きさが感じられます。私も大学の講義や研究を通じてより深く土木工学を学ぶうちに、次は自分が暮らしを支えられる技術者になりたいと思いました。
地道に取り組み自身の成長に
積雪寒冷地の橋梁のRC床版では、凍害によってRC床版内部に水平ひび割れが発生します。私の研究ではコンクリートに意図的にひび割れを発生させ、その機構を調べています。実験は失敗することも多く、失敗してしまったら何もかもが嫌になってしまいます。それでも改善を重ね予想される結果を得るため、地道に実験を続けています。自分で計画を立てて、実験装置を作製し、実験を行う一連のプロセスを通して、たくさん成長していきたいです。
