特集・研究紹介

工学研究院・工学院の
先駆的な技術を発信します。

No.428 2022年04月号

工学を学ぼう

特集 01

幅広く学び幅広く応用する Learn widely and apply widely

日常のニュースも陸上も研究で得た知識と五感をフル稼働!

応用物理学専攻 光量子物理学研究室
修士課程1年
爲本 龍汰

[PROFILE]

出身高校
広島県立福山誠之館高校
研究分野
非線形光学、レーザー物理
研究テーマ
誘電体多層膜フィルタを用いたパルス列空間分解の高効率化

大きな視野を持って考える

応用物理学は古典力学系から量子力学系まで、原子スケールから宇宙スケールまでと、研究対象が多岐にわたる学問です。本専攻では幅広く物理・工学の分野について学ぶことができるため、広い視野を持って考え、応用することができるようになります。私自身はレーザーを使った研究に取り組んでおり、研究内容を深めるには幅広い知識と視野が不可欠であるということを実感しています。

図1 実験のために構築した光学系 Figure 1 : Optical system constructed for the experiment

生活のあらゆる場面に応用を

日常の中でも、物理の基本的な知識が役に立つことはよくあります。現代は多くの情報にあふれていますが、少しの物理の知識があれば真偽を判断できるものもあります。また私は陸上競技を続けていますが、力学の知識が運動のヒントになることもありました。もちろん知識だけではなく、目の前の現象に対して自分の五感を使って考えることも非常に大切だと思います。研究室では、この知識と五感の両方を使った思考力を身につけることができます。