北海道の暮らしを工学する Engineering Better Living in Hokkaido

世界的に優れた研究が各分野で行われている
北海道大学工学研究院では、
広大な北国である我が「北海道」の工学的諸問題に特化した、
他大学にはないユニークな研究が数多く実施されています。
先端科学の知見を活用し、
独自の視点で北海道のエネルギー問題や
寒冷地域固有の問題を解決していく研究は、
まさに北海道大学工学研究院ならではの専門領域です。
今回の特集では、「北海道」にフォーカスした
オリジナルな研究に取り組む研究者たちを紹介します。

TALK LOUNGE

〉〉〉 再生可能エネルギー分野に新たな可能性

 広大な土地を有する北海道は、再生可能エネルギーの分野においても非常に大きなポテンシャルを持っています。 本特集ではそれらに対し化学的および工学的側面からアプローチする「バイオマス利活用研究」や「北海道から持続可能なエネルギー社会形成を目指した研究」を取り上げます。

〉〉〉持続可能な北海道生活を支える研究

 北海道大学工学研究院では災害に関する研究が精力的に行われており、その中でも最近の気候変動による、これまでに例のない災害を意識した「近未来の北海道の斜面災害を予測する」研究を紹介します。 また、北海道に住む方であれば誰でも知っている、けれどもなぜ生じるのかは誰も知らない冬季路面の凹凸現象、通称「そろばん道路」の発生メカニズムや、「温泉と雪を使って発電する」研究など北海道特有のオリジナリティーの高い研究の一端を解説します。

(コーディネーター 佐藤 太裕)

北海道だから実現できる独自の研究