
6人の大学院生に、それぞれの研究室を紹介してもらいました。
REPORTER 4
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工学院 北方圏環境政策工学専攻 |
[PROFILE] |
REPORT1 まずはそれぞれ研究テーマをご紹介
土が凍ることによる地盤や構造物への影響を検討。
せっかく北海道にいるのだから、寒冷地ならではの研究をしたいと思い、現在の研究室・研究テーマを選択しました。冬になると土は凍り、体積が膨張します。すると何が起こるか?地盤の上にある建物や地盤の中にあるトンネルはその影響を受け、ときに大きなダメージを受けます。そこで私たちは、コンピュータを用いて冬季における地盤内の温度、変形量、かかる力などを計算し、構造物の安定性を検討しています。
REPORT2 具体的にはこんな研究をする日々です
有限要素解析を使って現実に近い凍上量を推定。
凍上量は、構造力学でよく用いられる有限要素解析という解析手法を使って推定しています。凍上量を推定するためのいくつかの式をこの手法に合わせて定式化し、実際にプログラムを書いて解析します。現在は地盤の非線形問題に取り組んでおり、解析結果がより現実に近い形になることを目指しています。また、4人の学生と先生の計5人で研究しており、日々議論しながら課題に取り組んでいます。
REPORT3 実用化の可能性など研究がめざすもの
寒冷地に留まらず、社会の発展のために寄与したい。
実は、土が凍る現象は北海道のような寒冷地に留まりません。昨今話題にあがっている、福島第一原発における汚染水問題解決のための凍土壁などでもこのような現象は起こります。しかしながら、土が凍ることでその周辺の地盤や構造物にどのような影響を与えるかに関しては、まだまだ未解明です。このように寒冷地における研究は、意外なところでも役立っており、個人的にはこの研究が少しでも社会の発展のためになればと思っています。
REPORT4 研究室の外ではこんなワタシです
幅広い層の人と関わりながら、遊びにも常に本気で。
週一で英会話とサルサダンスを習い、休日には社会人野球チームで野球をしています。また長期休みには積極的に海外旅行や短期留学に参加し、今年もアラスカ大学に行ってきました。研究室という一つのコミュニティだけでなく、幅広い層の人と関わるようにしています。年代を越えた方の話を聞いたり外国人と意見を交わしたり、自己形成の肥やしにしています。研究はもちろんですが、遊びも常に本気です。
REPORTER 1
工学院 材料科学専攻
環境材料学研究室
修士課程2年
行方 千賀REPORTER 3
工学院 量子理工学専攻
量子ビーム応用計測学研究室
博士後期課程2年
嶋岡 毅紘REPORTER 5
工学院 建築都市空間デザイン専攻
建築史意匠学研究室
修士課程2年
卜部 真実
REPORTER 2
工学院 人間機械システムデザイン専攻
バイオメカニカルデザイン研究室
修士課程2年
近久 晃一郎REPORTER 4
工学院 北方圏環境政策工学専攻
構造システム研究室
修士課程2年
大村 健祐REPORTER 6
総合化学院 総合化学専攻
バイオ分子工学研究室
修士課程2年
飛谷 康太