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ようこそ! オープンキャンパスへ!

▲工学部進学相談会の様子

 8月4日(日)・5日(月)の2日間にわたって、北大オ-プンキャンパスが開催されました。工学部では、ものづくりの面白さと工学の魅力を身近に感じてもらい、工学の世界を積極的に志す高校生が増えることを期待して毎年参加しています。今年度は「体験講義」「研究室体験」「研究施設探訪」「先輩と話そう!」「応用理工系学科(応用マテリアル工学コース)AO入試説明会」「工学部進学相談会」「保護者のための工学部案内」などを実施し、高校生や保護者・一般の方々に工学部の情報を提供しました。

1日目:自由参加プログラム

 工学部のオープンキャンパス1日目は、高校生はもちろんのこと、保護者や一般の方々も予約なしに当日受付で参加できる「自由参加プログラム」です。開催当日は夏らしいさわやかな天候に恵まれ、932名(うち道外234名、道内698名)の方々にご参加いただき、大盛況となりました。
 参加者の皆さんには、受付後、体験講義を受けていただきました。午前の部は環境社会工学科・横田弘教授の「身の回りの構造物を丈夫で長持ちさせる」、午後の部は応用理工系学科・松浦清隆教授の「理工学の応用とマテリアル開発」です。本年度は、参加者が非常に多かったため、メイン会場のオープンホールが満席となりました。このため、オープンホールに入りきれなかった受講者の方々には、B11教室でリアルタイム放映される体験講義を受けていただきました。
▲「保護者のための工学部案内」で説明する馬場学部長  また、本年度から始めた新企画「保護者のための工学部案内」には、午前の部に96名、午後の部に70名の保護者の方々にご参加いただきました。馬場工学部長による工学部の説明や、工学部のいくつかの施設の見学など、保護者の方々の好評を博しました。
 体験講義のあとに実施した「先輩と話そう!」「工学部進学相談会(AO入試説明会を含む)」の各コ-ナ-も、高校生や保護者の方々からの質問で盛況でした。「工学部進学相談会」では、高校生や保護者の方々などの進路に関する相談に、工学部入試広報室の先生方がお答えしました。「進学相談会」では、「総合入試」などに関する質問や、工学部で勉強したり研究したりできることに関してたくさんの質問が寄せられました。また「先輩と話そう!」のコ-ナ-では、各コ-スから参加してくれた2名の大学院生が、自分の研究や学科・コ-スの内容を紹介するパネルの前で、工学部や大学生活の様子などを親身に話してくれました。和やかな雰囲気の中、きっとたくさんの北大工学部ファンができたことと思います。「先輩」の皆さん、どうもありがとうございました!

2日目:高校生限定プログラム

▲高校生限定プログラムで「体験講義」を受講する参加者

2日目の「高校生限定プログラム」は、事前に予約していただいた高校生の皆さんを対象としたプログラムです。本年の参加者は190名(昨年度125名)でした。午前中は、入学式と4学科長による各学科の紹介、2つの体験講義(機械知能工学科・中村孝教授の「金属疲労とは何か」、情報エレクトロニクス学科・工藤信樹教授の「病気に届け!マイクロバブル!」)が行われ、午後からは26の研究室と8つの研究施設で「研究室体験・研究施設探訪」が行われました。

オープンキャンパスを終えて

 さて、本年度の工学部オープンキャンパスは、第1日目、2日目ともにプログラムや会場のセッティングを昨年度のものから若干変更し、より多くの参加者を迎えられるように工夫しました。狙い通りに、2日間のオープンキャンパスを通して、昨年度より約250名も多くの参加者をお迎えすることができました。
 我々工学部のスタッフや学生たちが「工学部ってなに?」という問いを考えることは普段ありません。でも、この一見自明にも思える問いに答えることは意外と難しいものです(時間のある人は自問自答してみて下さい)。工学部の“住人”であっても答えにくいのですから、高校生やその父兄、そして一般の方々にとって「工学部」というものはなかなかにわかりにくい代物であろうと思いますし、身近なものとしてもイメージしにくいことでしょう。
 オープンキャンパスは、このような人たちに「工学部」を知っていただくとても貴重な機会です。短い時間の間ではありますが、今回のオープンキャンパスでも、多くの方々に工学部というところがどんなところなのか、その一端を知っていただけたのではないかと思います。オープンキャンパスの実施には、先生・学生・事務の多くの方々の協力が不可欠です。来年度のオープンキャンパスの開催にあたりまして、皆さんのご協力をぜひお願いいたします。 (入試広報室長 廣吉 直樹)