特集2 ーこれがわたしの研究室ー

REPORTER 1

早坂 知士

生物機能高分子専攻
バイオ分子工学研究室
博士後期課程2年

早坂 知士 Satoshi Hayasaka

[PROFILE]
◎出身地/北海道帯広市
◎趣味/フットサル、バイク

REPORT1
微生物・植物から
バイオプラスチックを作る研究。

 「微生物からバイオプラスチックができる!」この事実を知って、現在の研究室に興味を持ちました。バイオプラスチックとは、環境中にゴミとして排出されても、微生物によって分解される性質を持つバイオマス由来のプラスチックです。遺伝子操作などのバイオテクノロジーを用いることで、これを微生物や植物に生産させることが私たちの研究です。このように、微生物や植物を利用した環境に優しいバイオプロダクトの創出を目指しています。

微生物・植物→バイオプラスチック

REPORT2
見つけた!!
世界にたったひとつの酵素。

 微生物は、バイオプラスチックを合成する"酵素"を持っています。私はバイオプラスチックの生産量を向上させるために、酵素の設計図とも言える遺伝子を改変する技術を用いて、酵素の性能を向上させる研究を行っています。酵素の機能は、遺伝子のたった一ヶ所を変えただけで大きく変化するため、膨大な数の候補体から選抜を重ねて目的の酵素を選び抜きます。何万ものサンプルから、目的の酵素に出会えたときの喜びは忘れられません。

遺伝子操作

REPORT3
君に届け。バイオプラスチック。

 目指しているのはもちろん、バイオプラスチックの実用化です。しかし、微生物・植物由来のバイオプラスチックは、コストが高い(生産性が低い)ことや物性上の問題(柔軟性や脆さ)などの課題が多いのが現状です。現在の研究がこれらの問題点を改善する手助けになり、ゆくゆくは石油由来のプラスチックの代わりにバイオプラスチックが主流となることが私の願いです。将来、バイオプラスチックがあなたのもとに届くかもしれませんよ。

バイオプラスチックの実用化

REPORT4
そうだ。フットサルをやろう。

 研究に没頭する日々をおくる中で、ちょっと走っただけで息切れをするなど、体力の衰えを感じるようになりました。「このままではまずい」と思い、休日には体を動かすようにしています。学部生時代にはフットサルサークルに入り、大学院でも社会人のフットサルチームに混じったり、プールで泳いだりして汗を流しています。また、研究には体力勝負という場面も数多くあるので"体力作り"という面でも続けていきたいと思っています。

そうだ。フットサルをやろう。


  • 早坂 知士REPORTER 1
    生物機能高分子専攻
    バイオ分子工学研究室
    博士後期課程2年
    早坂 知士
  • 池田 隼REPORTER 3
    機械宇宙工学専攻
    計算流体工学研究室
    修士課程1年
    池田 隼
  • 羽深 昭REPORTER 5
    環境創生工学専攻
    水環境保全工学研究室
    修士課程2年
    羽深 昭
  • 清兼 直哉REPORTER 2
    材料科学専攻
    材料数理学研究室
    博士後期課程1年
    清兼 直哉
  • 田中 真悟REPORTER 4
    エネルギー環境システム専攻
    原子力環境材料学研究室
    博士後期課程3年
    田中 真悟
  • 大友 涼子REPORTER 6
    環境循環システム専攻
    地圏物質移動学研究室
    博士後期課程1年
    大友 涼子