学生コラム
研究・活動紹介イブプロフェンを不斉合成する有機プロセス工学専攻 [PROFILE] |
当研究室では、パラジウムやロジウムといった遷移金属錯体を触媒として用いた、今までにない新しい触媒反応を開発し、高効率・高立体選択的に様々なキラル分子を合成する研究に取り組んでいます。
私は現在、パラジウムを用いて簡便で新しい触媒反応を開発し、効率・立体選択的に、イブプロフェンに代表される抗炎症薬類を不斉合成する研究に取り組んでいます。短段階かつ立体選択的な反応開発により、生産エネルギー、環境負荷やコストの低減に繋がることが期待されます。
反応効率や選択性を向上させることは容易ではなく、すぐに期待した結果が得られるとは限りません。この研究が将来、不斉合成手段の礎と成り得ることを期待して、日々研究を行なっております。
インターンシップ報告海外インターンシップの意義について環境フィールド工学専攻
[PROFILE] |
以前から、海外のフィールドを経験し、英語や外国の人々とのコミュニケーション能力を磨きたいという思いがありました。また英語が堪能でなかったので、海外でのプログラムをやり遂げることは自分を鍛錬する絶好の機会であると考え、海外インターンシップへの参加を決意しました。
アメリカでの研究は、大学の講義に参加する、論文を読む、先生のアドバイスを聞くなどしながら進めました。確かに英語も上達しましたが、コミュニケーションに重要なのは、恐れずに熱意や誠意を持って自分を表現し、相手のことを理解できるかだということを実感しました。さらに、困難な目標を達成できたという自信は貴重な財産になったと感じます。今回の経験をこれからのステップアップに活かしたいです。