特集 05
建築との出会い 偶然であり、また必然でもある An Encounter with Architecture: Coincidence and Inevitability
積雪寒冷地で働く人たちに優しいオフィス環境って何だろう
空間性能システム専攻 環境空間デザイン学研究室
修士課程2年
宮川 慈子
建築は幅広い学問
高校生の時、適性診断でおすすめの学問は「建築」と出てきました。それまで全く建築に興味はなく、絵を描くのは苦手、デザインセンスはなし、そんな私になぜ建築が?と不思議に思いつつ、そこから建築という学問を調べてみると、建築は表面上のデザインだけでなく構造や環境も考える幅広い学問であることを知りました。実際に進学した後も、設計演習をはじめ、構造や環境等の様々な授業を通して建築の幅広さ・奥の深さを実感でき、改めて建築都市コースを選択してよかったと思っています。
北の大地でこその研究を
北海道で生まれ育った私が北大で学ぶからには「北海道ならではの研究がしたい!」と思い、現在は建築環境分野で積雪寒冷地におけるオフィスの執務環境について研究しています。積雪寒冷地という厳しい環境でも、働く人々の健康維持・増進や知的生産性の向上を実現する快適な室内環境が必要です。難しいからこそ、やりがいが大きいです。