特集 10
やるもやらぬも自分次第 It's up to you whether you do it or not

目の前のことに誠実に「人の役に立つ」工学研究
環境循環システム専攻 地圏物質移動学研究室
修士課程2年
石山 京花
始まりは「なんとなく」でも
実を言うと「なんとなく」工学の道を選んだ私ですが、目の前の研究に必死になって取り組むうちにそれに面白さを感じている自分がいます。私は現在企業と共同で放射性廃棄物の地層処分に関する研究をしています。私の計算次第で日本の未来が変わる、と言うのは冗談ですが、“人の役に立つ研究ができる”、これが工学の偽らざる醍醐味です。研究は一進一退で大変なことのほうが多いですが、目の前の課題に一つずつ向き合って取り組んでいます。ぜひ、工学という選択肢を増やしてほしいと思います。
没頭できるものが自分の糧に
研究が大変なときでも私が頑張れるのは、弓道部での経験があるからです。学部時代の4年間をやりきった経験が糧となり、私を成長させ続けてくれます。皆さんも何か一つ、熱量を注げるものを見つけてください。勉強でも部活でも、何かを成し遂げた経験は必ず自分の力になります。コロナ禍で不安が絶えませんが、少しでも明るい未来が待っていますように。

