卒業生コラム
やりたいこととの出会いと気づきパナソニック株式会社 |
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[PROFILE]
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格好良いロボットの
研究を志して工学の道へ
もともとロボットが好きで機械科を受験しましたが、実際のところロボットのどういうところが好きなのかは漠然としていました。入学後、ロボットの「格好良さ」に強く惹かれていることに気づき、格好良さの研究ができないだろうかと考えていました。研究室を選ぶにあたり調査していると、「感性工学」という心理学と工学を合わせたような分野があることを知りました。歴史の浅い分野ではありましたが、やりたいことができる可能性があると思い、感性工学の研究を行っている研究室を志望し、配属されました。
気づかなかった自分の長所を
活かせる職業とは
2010年、今の会社に入社しました。初めは照明の使い方を考案・研究し、商品へ応用することや全国の技術営業へ研究内容を広める業務に携わる部署に配属されました。照明の研究では、人間が感じる感覚の数値化を行うことが多く、大学の研究内容を活かせるとともに直接お客様に説明する機会が持てる、希望通りの部署でした。現在では技術営業という立場で、以前の部署での研究経験を活かしながら、設計事務所様などへの照明のプランニングをしています。
大学時代の研究手法は
社会でも役に立つ
社会人になってすぐにやりたいこと、もしくは研究が直結する仕事ができることは稀です。研究内容とまったく違う仕事に就いたという人がほとんどですが、大学時代の研究手法が無駄になることはありません。仕事とは、基本的に仮説立案・実行・検証・改善の四段階で行われるものであり、これは大学における研究でも同様です。この考え方をしっかりとマスターすることが、社会人になっても活躍できる「人財」への第一歩となると思います。
幅広い友人と北海道の
知見を得ておこう
学生の本分は学業であることに間違いはありませんが、それだけではなく、大学において多くの友人や経験を得て欲しいと思います。社会人6年目の私ですが、できるだけ大学時代の友人と会う機会を作っています。企業に勤めると、接するのは同じ会社の先輩や後輩、同期が大半となります。似たような考え方を持つ人も多く、異業種で働く友人からの指摘や刺激は大変ありがたいものです。
また、社内や顧客との会話の中で、北海道の観光や文化などが話題となる機会が多々あり、コミュニケーションにも一役買っています。学生時代は勉学に励むことに加え、多くの友人と北海道の知見を得てください。