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学生コラム

■研究・活動紹介
振動制御技術

人間機械システムデザイン専攻
スマートメカニズム研究室

修士課程2年
矢作 修一 Shuichi Yahagi

[PROFILE]
◎出身地/北海道札幌市
◎趣味/野球・ピアノ
◎ひとこと/向き不向きより前向きに!

図1▲実験風景 振動は身近なところで問題となります。例えば、自動車や新幹線等の乗り心地の悪化や騒音・環境、製品の性能向上の妨げなどの問題があります。振動問題の解決方法の1つに、制御技術を振動問題に適用して、振動を抑制する方法があります。具体的には、振動を抑制したい構造物がどれくらい振動しているのかを計測するセンサという装置と力を発生させる機能をもったアクチュエータという装置を取り付けます。そして、センサで計測した情報をコントローラに入力することで、制御入力を計算し、それをアクチュエータで作用させることで、振動を抑制します。この方法は、振動を良く抑えることができる反面、コントローラを設計する際、振動を抑えたい構造物の振動特性を詳細に知ることやセンサを必要とするため、エンジニアの手間やコストがかかってしまいます。
図2▲振動制御のイメージ図 そこで、私の研究では、構造物の振動特性とセンサを用いない振動制御手法の実現を目指しています。
 この制御手法の実現により、構造物の振動特性を必要としないため制御ロジックの構成が簡便になることや、センサを必要としないためコストダウンが達成されることなどから、高い汎用性が期待できます。

■インターンシップ報告
積極的に学ぶ姿勢が次へのステップになる

材料科学専攻
先端高温材料工学研究室

博士後期課程2年
杉野 義都 Yoshito Sugino

[PROFILE]
◎出身地/北海道札幌市
◎趣味/読書
◎ひとこと/大学で学んだ専門知識は世界で通用する。

図1▲インターンシップ先の工学部の
エントランス前にて、担当教授と
 2011年10〜11月の2か月間、アメリカ合衆国中西部ウィスコンシン州にあるウィスコンシン大学マディソン校でのインターンシップに参加し、研究滞在をしてきました。本インターンシップでの目的は、金属材料の破壊後のナノレベルの微細構造変化を解析して、変形破壊機構に関する新たな知見を得ることでした。初めのうちは、大学のスケールの大きさやあまりの人の多さに圧倒され、装置の予約すらままなりませんでしたが、研究室での生活リズムを掴んでいくうちに自分一人で組織の観察や解析を行えるようになりました。一番大切なことは、自分自身で新たなテーマを見つけてそれに挑戦することでした。大学生が多く暮らすマディソンには、専門書が揃った大学の附属図書館をはじめ、色々な分野の博物館、美術館、動物園が多くあり、マディソンの隣の街・ミドルトンにはマスタードミュージアムなど個性的な博物館もあり、意欲があれば多分野の知識を学ぶことができる環境だったのがよかったと思います。
 ちょうど秋で、アメリカではイベントが盛り沢山でした。10月にハロウィーンがあり、街の大通りに大学生を始め住民の多くの人が仮装して集い歩いて街中が盛り上がっていました。11月には感謝祭があり、街ではバーゲン、家庭では家族総出で料理を準備してターキーをほお張り、日頃からお世話になっている周りの人々に感謝していました。
 このインターンシップを通して、アメリカの一流大学で研究がどのように進められているかを直接体験することができ、研究生活を送る上で重要な英語でのコミュニケーション、専門用語の大切さも改めて実感しました。さらにアメリカで実際に生活することで、多くのことを実体験することができました。わからないことがあれば直接とことん調べて積極的に学ぶ、その姿勢を学んだことを生かして、一人の研究者として大きく成長していきたいと思います。

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