
REPORTER 3
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量子理工学専攻 |
[PROFILE] |
REPORT1
核融合炉は究極のエネルギー源
となり得るか!?
将来の発電方式として研究されているものの一つに、核融合(軽い原子核同士が融合し、より重い原子核になる)反応で発生するエネルギーを利用する"核融合発電"があります。その実現のためには、核融合炉内に閉じ込められたプラズマの状態や特性を解明することが重要です。私は、究極のエネルギー源となり得る核融合炉に興味を持ち、プラズマが閉じ込め領域から逃げていく(拡散)現象に関する研究をしています。
REPORT2
シミュレーションで、プラズマの
「異常拡散」の謎に挑む。
実際の核融合プラズマでは、古典論による予測をはるかに上回る拡散が起こっています。「異常拡散」と呼ばれるその詳細は解明されていません。私は、通常のプラズマ物理学ではあまり考慮されてこなかった不確定性原理などの量子論的効果がプラズマ拡散に与える影響について調べています。この研究室では、実験ではなく理論解析や数値計算による研究を行っており、私も主にコンピュータで方程式を解きながら研究をしています。
REPORT3
目指すは、安全で恒久的な
次世代エネルギーの実現。
核融合発電の燃料は海水中に豊富に存在するため、制御された核融合を実現できれば、人類は恒久的なエネルギーを手に入れることができます。また、その発電過程では高レベル放射性廃棄物や温室効果ガスを出しません。現在の研究によって、異常拡散を説明できる拡散理論を構築することができれば、このような次世代エネルギーの実現に一歩近づくことができます。核融合で作られた電気を使える日を夢見て、日夜研究を行っています。
REPORT4
みんなで楽しむ野球は、
最高のリフレッシュタイム。
修士になってからは研究室にいる時間が多くなり、運動をする機会がめっきりと減りました。運動不足を少しでも解消するため、時間があるときには友達同士で集まり、グランドを借りて野球をしています。体を動かすことは楽しく、良い気分転換になりますし、他の研究室の人と話すことは研究にとっても良い刺激にもなります。違う専攻の人とは授業で会う機会も少ないので、貴重なコミュニケーションの場にもなっています。
REPORTER 1
応用物理学専攻
計測情報論研究室
修士課程2年
鈴木 雅人REPORTER 3
量子理工学専攻
プラズマ数理工学研究室
修士課程2年
大久保 愛美REPORTER 5
空間性能システム専攻
都市計画研究室
修士課程2年
林 大樹
REPORTER 2
総合化学院 総合化学専攻
化学システム工学研究室
博士後期課程2年
今野 大輝REPORTER 4
人間機械システムデザイン専攻
マイクロ・ナノメカニクス研究室
修士課程2年
杉本 恵REPORTER 6
環境フィールド工学専攻
沿岸海洋工学研究室
博士後期課程2年
新井田 靖郎