学生コラム
■研究・活動紹介
流れが生み出す複雑な自然地形
環境フィールド工学専攻
水工・水文学研究室
博士後期課程2年
岩崎 理樹 Toshiki Iwasaki
[PROFILE]
◎出身地/北海道由仁町
◎趣味/散歩
◎一言/研究はわからないことだらけです。出来ないことやわからないことに対して粘り強くやっていくことも大事だと思っています。
Tidal Creekは非常に複雑な形状をしており、その形成や発達メカニズムといった物理機構に不明な点が数多く残されている魅力的な研究対象です。同時に、この複雑地形により創出される多様な環境は、数多くの自然生物の生息に大きく寄与する重要な環境資源として注目されています。このような自然環境は、流れと地形の微妙なバランスにより維持されているため、海面上昇や流域開発などが及ぼす影響が世界的に懸念されています。
私たちは、これらの地形変動過程に関する物理機構の解明を目指すともに、数値計算モデルによる地形変動予測手法の確立といった観点から研究を進めています。自然が作り出した美しい地形を計算で予測することは極めて困難ですが、非常に楽しみな問題でもあり、日々研究に励んでいます。
■インターンシップ報告
多くの困難から学んだ大切なこと
機械宇宙工学専攻
宇宙環境応用工学研究室
修士課程1年
谷山 由和 Yoshikazu Taniyama
[PROFILE]
◎出身地/埼玉県熊谷市
◎趣味/バスケ、旅行
◎一言/学生らしく失敗を恐れずに機会があれば挑戦していこう。
また、現地ではさまざまな人に出会い、見方や考え方の違いを知りました。特にアジア圏出身の人たちとは仲良くしてもらい、実際にフランスでの生活や将来の展望などを話し、週末には街に出かけたり、各国の料理を作り合ったりしたのは良い思い出です。
英語が得意ではない私にとって、英語でのコミュニケーションには多くの困難がありましたが、そこから「自ら発信すること」と「失敗を恐れないこと」の大切さを学びました。最初は話を聞くだけだった自分が、最後には計測方法の提案まで出来るようになったのはかなりの進歩だったと思います。この経験を活かし、今後の研究生活をより充実したものにしたいと思います。