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学生コラム

工藤 秀行

■研究・活動紹介
国家プロジェクトの一員として
ー安全な高速増殖炉の開発ー

エネルギー環境システム専攻
原子炉工学研究室

博士後期課程1年
工藤 秀行 Hideyuki Kudoh

[PROFILE]
◎出身地/秋田県能代市
◎趣味/野球
◎一言/大学院は与えられた課題と社会との関わりを理解し、
 いかに解決していくかを学ぶ場です。
 日々の研究を通して世の役に立つ人間に成長できればと思います。

ナトリウム‐水反応試験装置▲ナトリウム‐水反応試験装置 東日本大震災と福島第一原発の事故により、いま日本のエネルギーの在り方が問われています。「信頼性の高いエネルギー」を実現するためには、事故のリスクを低くするだけでなく、経済活動の基礎となる電力を安定して供給することが重要となります。
 私の研究対象である高速増殖炉は、発電と同時に燃料の生産(増殖)を行うことのできる原子炉です。この技術が実現すれば、千年単位での安定したエネルギー供給が可能となると期待されています。日本のほかに、中国やインドでも研究・開発に力を入れています。
 現在は、日本原子力研究開発機構との共同研究で、高速炉蒸気発生器の安全評価手法を構築するための、液体ナトリウム表面の様子▲液体ナトリウム表面の様子ナトリウム‐水反応のモデル化に必要な実験データの取得を目指しています。学部で学んだ機械製図を生かして実験装置の設計・製作を行い、実際に液体ナトリウムを用いた熱流動試験を行っています。国家プロジェクトの一員として最新の研究に携わり、工学の基礎となる設計や実験を通して自分を成長させていきたいと思います。

外村 将大

■インターンシップ報告
夢への一歩

応用物理専攻
量子機能工学研究室

修士課程2年
外村 将大 Masahiro Tonomura

[PROFILE]
◎出身地/大阪府枚方市
◎趣味/バスケット、飲み会、こじはる
◎一言/Don't think any more. Just do it as you want.
 Let's チャレンジ☆

パキスタンの友達とはしゃぐ私▲パキスタンの友達とはしゃぐ私 私の夢は、世界を股に掛けるエンジニアになることです。そのため、学生時代に一度海外で働いてみたいと考えていました。しかし、学部時代の私には、それがどこか夢物語のようで、自分が海外で働いているシーンがリアルに想像できませんでした。ただ退屈な日々を送っていたある日、海外インターンシップ生向けの説明会に参加しました。それはほんの些細なきっかけでしたが、そこから私の夢は走り出しました。気づけばパキスタンの地で、毎日カレーを食べ、イスラム教の学生たちと夜通し話し合い、研究に没頭していました。
SEM(電子顕微鏡)による胞子の画像(自身の仕事であるSEMによる物質の解析の一例)▲SEM(電子顕微鏡)による胞子の画像
 (自身の仕事であるSEMによる物質の解析の一例)
 この記事を読んでいる方の中には、私と同じように、海外で働きたいが自分には無理だろう……と諦めている人もいるかもしれません。学部時代の私も、目の前にチャンスが沢山転がっていたのに、どうせ無理だと見て見ぬふりをしていました。英語ができなくても関係ありません。成績が悪くても関係ありません。ほんの小さな一歩を踏み出せば、可能性は無限大に広がっているということを今回の研修で学びました。

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