山田 雪絵 平成24年度修士課程修了 / Yukie YAMADA
トキシコゲノミクス的アプローチを用いた凝集剤由来アルミニウムの毒性評価
浄水処理における凝集剤として広く利用されているアルミニウムについて、近年、アルツハイマー病を始めとする神経変性疾患との関係が懸念されている。しかし、動物実験データの外挿及び疫学データの不確実さ等の課題から、アルミニウムが人体に与える影響は未だ明らかになっておらず、現行の水道水質基準値は色の観点からのみ設定されているのが現状である。本研究では、凝集剤に由来する水道水中のアルミニウムが人体に与える影響を解明することを目的とし、ヒト神経細胞株におけるアルミニウムの作用及び毒性をトキシコゲノミクス的アプローチにより検討することとした。
2011年6月 | 第45回日本水環境学会年会 学生ポスター発表賞(ライオン賞) |
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