高橋 二千翔 修士1年 / Nichika TAKAHASHI M1
電気生物化学的なNH4+再生プロセスの開発
窒素は生命にとって必須な物質であり、ハーバーボッシュ法の開発によって人類は窒素をNH4+として容易に固定化、利用できるようになった。NH4+生成量の増加は人間活動 に大きな影響を与えた。世界人口の急速な増加によりNH4+の需要は増加し続ける一方、ハーバーボッシュ法 には以下のような課題がある: 1)反応に高温高圧条件を必要とする、2)N2還元反応に必要な水素の生成に多量のエネルギー消費が伴う、3)資源(水素)の局在性に伴う生産プラントの局在化。そのため、ハーバーボッシュ法に依存しない、新たな NH4+生成プロセスの開発が望まれている。