北海道大学 大学院工学研究院 環境工学部門 水質変換工学研究室

メンバー

修士課程学生

進藤 琉司 修士2年 / Ryuji Shinto M2

  • 居室: FS棟 6-07号室
  • 電話番号: 011-706-5587
  • e-mail:shinto.ryuji.i8@elms.hokudai.ac.jp
  • 出身高校:那覇高校(沖縄県)

研究テーマ

アンモニア再生技術の開発

研究概要

アンモニアはプラスチックや医薬品、染料といった様々な工業化学品の基礎原料であると同時に農業における窒素肥料の主成分として用いられ、世界中の人々の生活を支えている。また、人口増加による 食料需要の増大やエネルギーキャリアとしての需要が高まっており、アンモニアの需要は今後さらに増加すると考えられる。世界のアンモニア生成量は 2015 年時点で1億4600万tまで達しているが、2050 年にはさらに 40%増加すると予想されている。アンモニアは現在そのほとんどが Haber-Bosch 法により生産されている。Haber-Bosch 法は窒素と水素を直接結合させてアンモニアを生成する技術であるが、不活性なN-N三重結合(945kJ/mol)の 切断のため、25-35 MPa・約 500°Cという高温・高圧下で反応を進める必要がある。また、原料となる水素はメタンガスの水蒸改質法よって生産され、その過程で排出されるCO2の量は世界の人為的 CO2排出量の1.2%を占めるほどであり, Haber-Bosch 法に依存しないアンモニア生成システムの開発に注目が集まっている。そこで本研究では新たなアンモニア再生技術の開発に取り組む。

学会発表

  • 環境中でのNO3-汚染に対応するNH4+再生型生物電気化学システムの開発
    髙橋二千翔,進藤琉司,岡部 聡,押木 守
    第59回日本水環境学会年会 3-I-11-2, 2025年3月17日–19日, 北海道大学(札幌)
  • 光エネルギーで駆動する生物光化学的NH4+再生システムの開発 
    進藤 琉司, 押木 守, 岡部 聡
    第58回日本水環境学会年会 L-070 2024年3月
    (ポスター発表)
  • 可視光を用いた生物光化学的アプローチによる NH4+再生システムの開発 
    進藤 琉司, 押木 守, 岡部 聡
    2024 年度 日本農芸化学会北海道支部 第一回学術講演会 P-16 とかちプラザ, 帯広, 北海道, 2024年7月13日
    (ポスター発表)