大谷　美帆　平成２３年度学士卒業　/　Miho OTANI

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  • 出身高校：高崎女子高校（群馬県）
大谷美帆

研究テーマ

外殻タンパク質酸化損傷検出によるヒトノロウイルス感染能力の推定

研究概要

ノロウイルスによる胃腸炎の感染リスクを評価するためには、水や食品など、対象の試料に含まれる感染性を有したウイルスの濃度を正確に測定する必要がある。しかしながら、組織細胞を用いたヒトノロウイルスの培養系が現時点で存在しないために、感染性の評価は非常に困難となっている。ウイルスの消毒方法の一つに塩素処理があるが、その酸化ストレスによってカプシドタンパク質表面に酸化損傷が生じ、ウイルスは感染性を失うと考えられている。本研究では、ヒトノロウイルスの代替ウイルスとして培養可能なマウスノロウイルスを使用し、カプシドタンパク質上の酸化損傷の程度と感染性の関係を調べ、培養不可能なヒトノロウイルスの感染性評価手法を確立することを目的としている。

主な受賞歴
2012年3月 平成２３年度　（財）北海道大学クラーク記念財団「クラーク賞」
学会発表
  1. Calicivirus infectivity estimated by oxidative stress marker detection
    Otani, M., Sano, D., Miura, T., and Okabe, S.
    The 2nd Young Professors and Students Symposium of NSFC-JST Joing Resarch Program.
    Xi'an, P.R. China.
    Mar. 28th, 2012.