石川 寛恭 平成23年度学士卒業 / Hiroyasu ISHIKAWA

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石川寛恭

研究テーマ

アミロイド様細胞外タンパクが引き起こす水処理膜上のバイオフィルム形成機構の解析

研究概要

水の膜処理プロセスにおいて、膜ファウリングは水処理能力の低下やエネルギーの過剰消費を引き起こすことが問題となっている。膜ファウリングの原因として、細菌生産性の細胞外マトリクスが起こす目詰まりや膜表面への細菌付着・バイオフィルム形成が挙げられる。膜処理では様々な種類の膜が使用されており、それぞれの膜への細菌付着における細胞外マトリクスの影響を解明できれば、ファウリング制御に繋がる知見を得ることが可能である。本研究では、細菌生産性の細胞外マトリクスが異なる水処理膜上のバイオフィルム形成に及ぼす影響を検討する。特に、水環境中に存在する細菌のバイオフィルム形成にはアミロイドタンパクが深く関与しているが、水処理膜へのファウリングへの寄与は未解明であることから、細菌が分泌するアミロイドタンパクと水処理膜上でのファウリングとの関係を調査している。

学会発表
  1. アミロイド様細胞外タンパクcurliが引き起こす水処理膜上のバイオフィルム形成
    石川寛恭、田代陽介、吉田圭太朗、May Thithiwat、岡部聡
    ポスター発表
    第27回日本微生物生態学会(平成23年10月8日〜10日、京都大学)