特集1 ーこれがわたしの研究室ー

REPORTER 5

及川 雄太

空間システム専攻
空間構造性能学研究室
修士課程2年

及川 雄太 Yuta Oikawa

[PROFILE]
◎出身地/北海道旭川市
◎趣味/映画鑑賞、音楽鑑賞

REPORT1 まずはそれぞれ研究テーマをご紹介
安全で新しい建築のために、
様々な建物の構造を研究。

 私の所属する研究室では、様々な建物の構造について、問題点の指摘や新しい可能性についての研究をしています。こんな構造の建物の場合はどんな壊れ方をするのか、どれほど丈夫なのかということを実際に設計し、試験体を作り、実験や解析を行なって確かめています。人々にとってより安全で新しい構造の建築を提案するにはどうすればよいのか、そのようなことを考えたくて本研究室を選びました。

REPORT2 具体的にはこんな研究をする日々です
大きな試験体を一から製作し、
実際に破壊して結果を考察。

 卒業論文では、鉄骨とコンクリートでできた柱にワイヤーメッシュという素材を組み込んだ新しい構造の破壊挙動について実験を行いました。修士課程1年では、コンクリートの柱と鉄骨の梁の埋め込み度合いや形状の違いで壊れ方にどんな違いが起こるかを実験しました。どちらも試験体を装置によって実際に破壊し、結果を考察しました。大きな試験体を一から設計し作り上げることも当研究室の醍醐味の一つです。

REPORT3 実用化の可能性など研究がめざすもの
人々にとってより安全で新しい、
そんな建物の構造を追及。

 抽象的な表現になりますが、人々にとってより安全で新しい構造を追及しています。特に地震国日本では、建物の耐震性は重要です。私の研究室では、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、組積造など様々な構造について研究を行い、それぞれの可能性について考えています。ひとつひとつの研究は部分的なものですが、私たちが提案した構造が、新しい技術として、人々の生活に安心と快適をもたらすことができればと願っています。

REPORT4 研究室の外ではこんなワタシです
研究も遊びも熱心な研究室。
メンバーとの絆も深まります。

 私たちの研究室では、研究はもちろん、遊びも熱心です。年2回の講座旅行やドライブ、北大の体育館を借りてのスポーツ、コンクリート打設や実験後の打ち上げや飲み会など、毎年様々なイベントを企画しています。すべて研究への活力になり、研究室メンバーとの絆も深まっていきます。また、室蘭工業大学の研究室との合宿ゼミや学会への参加は、他の大学の学生や研究者とも交流できるなど、とても良い刺激になります。


  • 布施 ちあきREPORTER 1
    総合化学院 総合化学専攻
    反応有機化学研究室
    修士課程2年
    布施 ちあき
  • 中田 順也REPORTER 3
    エネルギー環境システム専攻
    原子力安全工学研究室
    修士課程2年
    中田 順也
  • 及川 雄太REPORTER 5
    空間システム専攻
    空間構造性能学研究室
    修士課程2年
    及川 雄太
  • 渡辺 雄介REPORTER 2
    総合化学院 総合化学専攻
    固体反応化学研究室
    修士課程2年
    渡辺 雄介
  • 今 美沙紀REPORTER 4
    機械宇宙工学専攻
    流体力学研究室
    修士課程2年
    今 美沙紀
  • 後藤 卓REPORTER 6
    環境循環システム専攻
    資源循環材料学研究室
    博士後期課程3年
    後藤 卓