
REPORTER 2
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総合化学院 総合化学専攻 |
[PROFILE] |
REPORT1 まずはそれぞれ研究テーマをご紹介
スピントロニクスから
デバイスへのアプローチ。
パソコンやスマホ、家電製品など身の回りには様々なエレクトロニクスの産物があふれています。これらについては、さらなる処理速度の向上や省エネなどが求められますが、エレクトロニクスの分野だけでの問題解決が行き詰まってきています。そこで私の所属する研究室では、この問題のひとつの解決策として、電子の電荷だけではなくスピンにも注目する視点(=スピントロニクス)からデバイスへのアプローチを行っています。
REPORT2 具体的にはこんな研究をする日々です
原子単位で元素を積み上げ
スピンを生み出す。
通常の電流では、上向きと下向きのスピンが同数になっているためにスピンの特性が現れません。そこで、スピンを偏極させるために必要な多層薄膜の評価と改良を行っています。また既存技術への応用のために、シリコンに対するスピン注入の効率向上を目指しています。真空内で原料を蒸着する分子線エピタキシー法によりSi/Al2O3/Fe/Auと蒸着して、微細加工を施してスピン注入素子を作りスピンシグナルを測定しています。
REPORT3 実用化の可能性など研究がめざすもの
既存のものにとって代わる
革新的な次世代デバイスを。
パソコンなどで主に使われている半導体メモリは揮発性なので、電源を落とすと情報が失われます。一方スピンの情報は不揮発性なので、十分な性能を持たせることができれば情報記録媒体の省エネが実現します。このようなスピンの特性を利用した成功例として、2012年に商品化されたスピン注入磁化反転型MRAMというものがあります。このように、スピントロニクスの分野の発展が次世代デバイスの開発につながっていくのです。
REPORT4 研究室の外ではこんなワタシです
自転車での気ままな旅で、
思いがけない感動を発見。
数週間かけて自転車での一人旅をしています。荷物は前かごに収まる程度の軽装で、夜は野宿が基本です。また、進路などは事前に大雑把に決める程度で出発します。このように目的地を決めずに走ると、いわゆる観光名所だけではなく、道中のくだらない看板やガイドブックには掲載していない食堂や穴場スポットなどに巡り会えます。このような本当に現地に根付いているものに触れたときに旅をしてよかったと実感します。
REPORTER 1
総合化学院 総合化学専攻
反応有機化学研究室
修士課程2年
布施 ちあきREPORTER 3
エネルギー環境システム専攻
原子力安全工学研究室
修士課程2年
中田 順也REPORTER 5
空間システム専攻
空間構造性能学研究室
修士課程2年
及川 雄太
REPORTER 2
総合化学院 総合化学専攻
固体反応化学研究室
修士課程2年
渡辺 雄介REPORTER 4
機械宇宙工学専攻
流体力学研究室
修士課程2年
今 美沙紀REPORTER 6
環境循環システム専攻
資源循環材料学研究室
博士後期課程3年
後藤 卓