特集1 ーこれがわたしの研究室ー

REPORTER 1

布施 ちあき

総合化学院 総合化学専攻 
反応有機化学研究室
修士課程2年

布施 ちあき Chiaki Fuse

[PROFILE]
◎出身地/北海道札幌市
◎趣味/野球観戦、宝塚観劇、スキー

REPORT1 まずはそれぞれ研究テーマをご紹介
安全に有機反応を行える
フッ素化反応を開発研究。

 大学3年になってからの「応用化学学生実験」の有機化学の実験に魅力を感じ、その研究を行っている反応有機化学研究室を志望しました。私の所属する研究室では、ある目的の有機化合物の合成において、どのようにすればより効率よく、低資源で、安全に有機反応を行えるのかを目的に日々研究をしています。私は、特に含フッ素有機化合物の合成のためのフッ素化反応の開発の研究に取り組んでいます。

REPORT2 具体的にはこんな研究をする日々です
天然にはほとんど存在しない
含フッ素有機化合物を合成。

 みなさんは、フッ素といったら何を思い浮かべますか?例えば、フッ素加工したフライパンなどは生活に身近なもののひとつです。中でも、含フッ素有機化合物は医薬品や農薬に多く含まれており、全医薬品の約15%にはフッ素が含まれています。しかし、含フッ素有機化合物は天然にはほとんど存在しないため、この合成は重要です。最近は、研究室で開発した新規フッ素化剤IF5-Pyridine-HFを用いたフッ素化反応の研究を行っています。

REPORT3 実用化の可能性など研究がめざすもの
誰にでも扱えるフッ素化剤を
多くの人に使ってもらいたい。

 一般的なフッ素化剤は取扱いに危険を伴うものが多いのですが、このIF5-Pyridine-HFは取扱いが容易で安全に扱えます。「誰にでも扱えるフッ素化剤」として、非常に有用性が高いものです。私は、IF5-Pyridine-HFを多くの人に使ってもらうために日々研究に励んでいます。実験が失敗するなど辛いこともありますが、成功した時の嬉しさは最高です。毎日実験できる環境があり、研究を一生懸命頑張ることができるのは幸せなことだと思います。

REPORT4 研究室の外ではこんなワタシです
有志でフルマラソンに挑戦!
北海道マラソン完走が目標です。

 研究室での生活は研究だけではありません!!私の研究室では、毎年、研究室のやる気のあるメンバーでフルマラソンに挑戦しています(今年は後輩を無理やり誘いました)。昨年の夏は北海道マラソンに出場し、3人が見事完走しました。この3人は研究室の誇りです!私はというと自分に負けてしまい、完走できずに終わってしまいました。来年も挑戦しようと思っているので、次こそは完走したいです。


  • 布施 ちあきREPORTER 1
    総合化学院 総合化学専攻
    反応有機化学研究室
    修士課程2年
    布施 ちあき
  • 中田 順也REPORTER 3
    エネルギー環境システム専攻
    原子力安全工学研究室
    修士課程2年
    中田 順也
  • 及川 雄太REPORTER 5
    空間システム専攻
    空間構造性能学研究室
    修士課程2年
    及川 雄太
  • 渡辺 雄介REPORTER 2
    総合化学院 総合化学専攻
    固体反応化学研究室
    修士課程2年
    渡辺 雄介
  • 今 美沙紀REPORTER 4
    機械宇宙工学専攻
    流体力学研究室
    修士課程2年
    今 美沙紀
  • 後藤 卓REPORTER 6
    環境循環システム専攻
    資源循環材料学研究室
    博士後期課程3年
    後藤 卓