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工学分野リーダー育成英語特別コースとは?

Field Trip/函館港にて
Field Trip/函館港にて
Welcome Partyでタイのダンスを披露する新入生
Welcome Partyでタイのダンスを披露する新入生
 多くの留学生にとって、英語で講義を受けて単位が修得でき、研究指導も受けられ、修士論文や博士論文を提出して学位が取得できたら、どんなに便利なことだろう。きっと優秀な留学生が諸外国からもっとたくさん入学するようになり、工学研究科の国際化が一層進展するだろう。そんな工学研究科の教育・研究の向上にかける思いが実現して、平成12年に社会工学系の3専攻において、すべての授業や研究指導を英語で行う英語特別コース(English Graduate Program in Socio-Environmental Engineering:略称EGPSEE)がスタートしました。
 平成19年10月には、このEGPSEEをベースに材料系、機械知能系も含む7サブジェクトグループへと拡充された工学分野リーダー育成英語特別コース(English Engineering Education Program:略称e3)が発足し、新たに12ヶ国19名の新入生が入学しました。現在海外18カ国、48名の学生が修士課程および博士後期課程で学んでいます(表1)。所属学生の出身国は、1位フィリピン、2位インドネシア、スリランカ、タイ、5位バングラディシュの順となっています。また、8名の日本人も本コースで学んでいます。「なぜ日本人もいるの?」と不思議に思われるかもしれませんが、日本人も大学院入学試験に合格し、英語能力が一定基準を満たせば本コースで学ぶことができます。
 英語特別コースには、Student Unionという学生組織があります。そこで四季折々にWelcome Party、Christmas Party、Farewell Partyなどが企画・開催され、仲良く異文化交流しています。また、夏季休暇中にはField Trip(研修旅行)などを実施し、見聞を大いに広め、互いの絆を深めています。モチベーションが高い留学生との交流は、日本人学生の学習意欲を刺激し、視野を広げるのに効果的であり、将来国際的に活躍する人材の育成に大いに貢献しています。
(副研究科長・英語特別コース委員会委員長 恒川昌美)

英語特別コースにおけるサブジェクトグループ 英語特別コースにおけるサブジェクトグループ
●Field Engineering for Environment
●Engineering and Policy for Cold Regional Environment
●Human Environmental Systems, Architectural and
 Structural Design
●Built Environment
●Solid Waste, Resources and Geoenvironmental Engineering
●Materials Science and Engineering
●Mechanical and Intelligent System Engineering


表1 英語特別コースの国別学生数
(平成20年1月1日現在)
表1 英語特別コースの国別学生数(平成20年1月1日現在)

日本人学生が英語特別コースに入学するための英語能力の基準
日本人学生が英語特別コースに入学するための英語能力の基準