資源循環システムコースの教育

徹底した少人数教育

1 学年の学生定員は35名です。3年生の後期から研究室に入りますが,ゼミナールや卒業論文では,9研究室の21名の教員による徹底的な個別指導が受けられます。

相互の信頼にもとづいた学生サポート体制

豊富な実験・演習科目やゼミナール,学生による授業評価システム,各種レクリエーションを通じて,双方向教育を実践し,学生と教員の相互の信頼を築いています。そして,教育・研究をはじめ,学生生活や就職活動まで教員が一丸となってサポートします。

国際性豊かな学習環境 研究室のゼミナールでは,留学生や海外からのインターンシップ生とともに学びます。このような経験を通して,語学力,コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力を身に付けることができます。

世界に通用する教育プログラム 当コースの教育プログラムはJABEE(日本技術者教育認定機構)の厳しい審査に合格しています。このため,国際的に認められた技術士(プロフェッショナル・エンジニア)という資格を最短で取得できます。


資源循環システムコースの教育評価の仕組み

学習・教育目標

  • (A) 科学技術と社会・文化との関わりを知り,社会における技術者の責任・使命を認識する能力と素養を身に付ける。
  • (B) 人間と自然との関わりを認識し,環境と調和した技術を考える能力と素養を身に付ける。
  • (C) 専門分野を理解するために自然科学,数学,情報科学などに関する基礎的能力を身に付ける。
  • (D) 技術の多様な展開に対応できる基本的な理解力と,他の分野にも視野を広げることができる素養を身に付ける。
  • (E) 地圏の開発・防災,資源の開発・生産,資源循環・環境に関する総合的専門知識を身に付ける。
  • (F) 問題の本質と解決すべき目標を理解した上で,他者とチームを組んで情報を収集・分析して具体的な解決法を考案し,自らの役割に応じた行動計画を策定する能力と素養を身に付ける。
  • (G) 科学技術に対する知的好奇心を育み,主体的な学習意欲,継続的な研鑽の力と技術に対するフロンティア精神を身に付ける。
  • (H) 自分の考えや仕事の内容・成果を論理的に表現できる文章記述能力とプレゼンテーション能力を身に付ける。
  • (I) 国際的に通用するコミュニケーション能力と国際的な多様な価値観を理解できる素養を身に付ける。

  • 学習・教育目標の各項目に対する達成度の評価方法を閲覧できます(PDFファイル)
  •  ・平成27年度~令和2年度の入学生はこちら
     ・令和3年度の入学生はこちら
     ・令和4年度以降の入学生はこちら
  • 学習・教育目標を達成するために必要な授業科目の流れを閲覧できます(PDFファイル)
  •  ・令和3年度以前の入学生はこちら
     ・令和4年度以降の入学生はこちら

カリキュラム

2年生までは物理,化学,数学,地球科学などの広範な基礎科目を学ぶとともに,演習,実験,デザインなどの総合科目を平行して学習します。3年生以降では高度で専門的な応用科目や,インターンシップ・技術英語などの実践的な科目が増えます。4年生ではこれまでに培った基礎知識と応用性を生かし,卒業研究に挑みます。

卒業論文テーマ(2022年度)

  • 風化促進によるネガティブエミッションへの製鋼スラグの適用
  • 南アフリカ・バーバトン緑色片岩帯ムーディーズ縞状鉄鉱層におけるクロム濃集の再検討
  • 北海道下川鉱床における複数の鉱化ステージが母岩の変質に与えた影響
  • 顕微ラマン分光法による固液界面のin-situ観察用セルの設計
  • 鉄およびマグネシウムシリケート水和物の生成と特性
  • 南薩型金鉱床におけるハイパースペクトルイメージングと機械学習による珪化岩の珪化度判定法の開発
  • アルミニウムと酸化鉄を用いたチオ硫酸アンモニウム溶液からの金回収に関する電気化学研究
  • 粒子挙動解析によるポリオレフィン類のリバースハイブリッドジグの選別成績の推定
  • E-scrapの製錬前処理のためのSi/Auの物理選別
  • 遠心比重選別機の選別容器の改良~ラギングが容器内の水流に及ぼす影響~
  • 硫酸鉛鉱を含む複雑硫化鉱の鉱石洗浄・セメンテーションによるコンカレント処理-EDTAに代わる硫酸鉛鉱の浸出剤の検討-
  • ザンビアKabwe地区の亜鉛精錬残渣からのバナジウム回収の検討
  • 二段階温度構造の地熱貯留層を作り出す浸透率分布の検討
  • いくつかのセメント種を用いたセメント硬化体に及ぼす凍結融解作用の実験的検討
  • ケイ酸カルシウム水和物の解析的手法による機械的物性の推定
  • EORのアルカリポリマー攻法における「原油-アルカリ-ポリマー」間の相互作用の検討
  • トンネル発破に起因する地盤振動のANNを用いた予測とWeb-GISを用いた予測振動の可視化
  • トンネル掘削現場における非接触湧水量計測技術の提案
  • デジタルツインを導入した地中熱ヒートポンプの遠隔モニタリングシステムの開発
  • 粘土層の透水性に関する数値解析 -clay fractionの影響を含む統一的な透水モデルの検討-
  • Long-term performance of iron-bearing adsorption layer for arsenic in the embankment composed of tunnel excavated mudstone
  • 粒子振動層中の密度逆偏析メカニズムの解明
  • 不可視な多孔質媒体中の物質移動に関する3次元計測システムの開発
  • 佐渡金山における坑内水起源の同定と亜鉛濃度変化の評価
  • ヒ素を溶出するトンネル掘削土に対するカルシウム系およびマグネシウム系資材の寿命評価
  • 残壁の掘削変位に与える不連続面の影響に関する基礎的研究
  • GPGPU並列計算およびMaster-Slave アルゴリズムに基づく画期的な3次元ECZM-FDEMの開発
  • 石炭の加熱・冷却過程におけるAEと温度の関係
  • 孔径変化法及び数値解析に基づいた岩盤応力測定と精度評価
  • 酸性鉱山廃水から金属を回収する耐酸性細菌の獲得
  • 生体分子を用いた亜鉛浸出工程からのシリカ分の除去
  • 材料表面の親水・疎水性のコントロールが可能な接着タンパク質の開発
  • 透水性に着目したMICPが適用可能な地盤条件の探索
  • EICP法の改良を目指した酵素の抽出源と抽出法の検討
  • パラジウムを回収可能なバイオナノ複合材料
  • 岩石の時間依存性変形挙動の検討への多段階三軸圧縮試験の導入
  • 釧路コールマインのルーム採炭における充填の効果

  • 卒業論文の評価方法はこちらから閲覧できます(PDFファイル)

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