公的賃貸住宅による居住研究
Living Project with Public Rental Housing
- 研究概要/Abstract
- 地方中小都市では集約型都市構造の実現に向けてまちなか居住事業が勧められています。特に北海道は公営住宅の住宅比率が全国でも非常に高いことから公営住宅によるまちなか居住事業が進められており、まちなかへの整備に伴う周辺地域の居住環境の向上が目指されていますが、その具体的な効果は明らかにされていません。
- そこで本研究は、北海道における公営住宅のまちなかへの整備の事業評価を行い、その効果を明らかにし、その方法論を明らかにしたものです。
- Downtown Living Project is being promoted toward compact city in local small and medium cities. In Hokkaido, the housing ratio of the public housing is very high, so Downtown Living Project on the public housing development is proceeding, and the aim is to improve the living environment accompanying the development of houses in the downtown. However the concrete effect has not been clarified.
- Therefore, this research revealed the effect of Downtown Living Project on public housing development and its programs by evaluating the assesments of it in Hokkaido.
- また、昨年度より、公営住宅によるまちなか居住の推進に向け、自治体の財政負担を軽減するため、民間活力を導入した公民連携型住宅を計画・整備する手法を北海道・東北を対象に研究しています。その際、GIS(地理情報システム)を活用することで、人口動態や公共施設立地などの視点からより客観的に都市を分析し、今後の計画に反映する手法も同時に明らかにしています。
- In addition, since last year, we have been studying a method of planning and developing public-private partnership housing in Hokkaido and Tohoku, in order to reduce the financial burden of local governments.
- At that time, by utilizing GIS (Geographic Information System), we analyze cities more objectively from the viewpoint of demographics and public facilities, and also clarify the method of reflecting it in the planning.
課題
提案
- 対象敷地/Field
- ■北海道釧路市「釧路市道営住宅であえーる幸団地」Deae-ru Siawi in Kushiro
- ■室蘭市「室蘭市道営住宅であえーる中島団地」Deae-ru Nakajima in Muroran
- ■深川市「深川市道営住宅であえーる北光中央団地」Deae-ru Hokkouchuo in Fukagawa
- ■宮城県登米市Tome,Miyagi
- ■色麻町「地域活性化住宅：あたご住宅・やまびこ住宅」Atago and Yamabiko in Shikama, Miyagi
- ■他東北地方各市町村Other municipalities in Tohoku
- 関連プロジェクト/Project
- Comming Soon
- 研究論文/Thesis
- 【査読付論文】
- ■『集約型都市構造に向けた公営住宅整備によるまちなか居住の定量評価』（2017年）■著者：宮内孝、瀬戸口剛、北原海、中田華子、伊藤拓海■掲載雑誌：日本建築学会計画系論文集, 2016, Vol.83, No.748, p.1025-1034
- 【学士・修士論文】
- ■『集約型都市拠点形成に向けた公民連携型住宅の供給手法計画―コンパクトシティ計画研究 その４―』（2020年度 修士論文）■著者：安田穂乃香、瀬戸口剛、渡部典大、尾門あいり
- ■『集約型都市形成に向けた公民連携型住宅の計画手法ーコンパクトシティ計画研究 その3ー』（2019年度 学士論文）■著者：加野和奏、瀬戸口剛、渡部典大、尾門あいり
- ■『集民間活力導入を伴う公営住宅再編による集約型コンパクトシティの計画論―コンパクトシティ計画研究 その１―』（2018年度 学士論文）■著者：安田穂乃香、瀬戸口剛、渡部典大、伊藤拓海、尾門あいり
- ■『集約型都市構造に向けた公営住宅整備「であえーる事業」によるまちなか居住の定量評価ー北海道のまちなか居住研究 その2ー』（2016年度 修士論文）■著者：中田華子、瀬戸口剛、伊藤拓海、石井旭、松村博文、宮内孝
- ■『集約型都市構造に向けた公営住宅整備「であえーる』事業によるまちなか居住の方法論と事業評価ー北海道のまちなか居住研究 その1ー』（2016年度 学士論文）■著者：伊藤拓海、瀬戸口剛、中田華子、宮内孝、石井旭、松村博文