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“THINK !”, it’s your business.

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みなさんこんにちは。金子です。

 我々の研究室では福島第一原子力発電所廃炉事業、原子炉過酷事故対応、医療用診断機器等への応用を目的とした放射線検出器ならびに計測装置の開発に取り組んできました。特長は最上流の原材料の純化から、結晶育成、デバイス化、装置開発まで垂直統合的に取り組んでいる点です。当然、研究室単独で全てを解決することは出来ないので、学内外の知恵をお借りしながら常に新しい知識を吸収しつつ開発を進めています。こんなものが欲しい、こんなものが必要と言われると、とりあえず出来ないか考える事にしています。これまではセンサー開発が中心でしたが、現在は耐放射線・高温動作ダイヤモンド半導体デバイス関連の開発が研究室のメインテーマとなっています。

 産業界との繋がりの強い領域であり、上述した開発スタイルであることから企業、研究所、他大学等との共同研究も盛んに行なっています。我々のオンリーワン・ナンバーワン技術、さらにマーケティング・マネジメント能力をベースに関係機関と協力し福島第一原子力発電所廃炉事業を中心に全力で当たっています。また、社会実装のためのベンチャー企業を立ち上げ、福島の地方創生につなげるべく頑張ってますo(^-^)o

 手間と時間のかかるハードウェア開発であり、かなり忙しいテーマです。学生・教員が一丸となり議論しながら有機的に開発を進めています。ダイヤモンド並みの固い結束と明るい雰囲気が当研究室の特長です。優秀な学生と頑張り屋のスタッフはひげどん博士の自慢です。ちなみに宴会のレベルはむちゃくちゃ高いですよ。

受賞等

2023年5月
当研究グループの桝村匡史君(当時M2)の論文がDiamond and Related Materialsに掲載されました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2023年4月
当研究グループの福島大貴君(当時M2)の論文がDiamond and RelatedMaterialsに掲載されました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2022年3月
当研究グループの桝村匡史君(当時B4)が日本原子力学会フェロー賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2021年3月
当研究グループの山石直也君が「世界を変える!ビジネスアイデアコンテスト 優秀賞」および「Japanビジネスデザイン発見&発表会η2020-2021 中小企業大賞」を受賞しました。

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2018年3月
当研究グループの平野慎太郎君が日本原子力学会フェロー賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2016年2月
当研究グループの嶋岡毅紘君が日本原子力学会北海道支部 奨励賞を受賞しました。
題目「Lift-off法により作製した単結晶CVDダイヤモンド放射線検出器のFano因子評価」

2016年2月
私事で恐縮ですが、MOT、新渡戸カレッジなどへの貢献が評価されて「平成27年度 北海道大学・教育総長賞・奨励賞」をいただけることになりました。受講者に充実感をもっていただけるような講義・演習になるよう努力を重ねて行きたいと思います。

2015年11月
当研究グループの嶋岡毅紘君がニューダイヤモンドフォーラム ダイヤモンドシンポジウム・優秀ポスター賞を受賞しました。
題目「単結晶CVDダイヤモンド放射線検出器における電子電荷キャリア輸送特性の改善と電子正孔対生成平均エネルギー・ファノ因子の評価」

2015年3月
当研究グループの研究活動が評価され「平成26年度 北海道大学・研究総長賞・優秀賞」をいただきました。寝耳に水だったので最初は間違いかと思って事務に電話かけちゃいました(汗)

2014年8月
当研究グループの坪田陽一博士研究員が日本原子力学会放射線工学部会・奨励賞を受賞しました。素晴らしい!

2014年3月
当研究グループの研究活動が評価され「北海道大学・研究総長賞」をいただきました。研究成果を積み上げてくれた学生さんとスタッフ、共同研究者全員の努力が評価された結果だと思います。我々をいつも支えてくれる事務組織、学内外関係者の皆様にも感謝いたします。

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2013年12月
当研究グループの東井宏平君が日本原子力学会 北海道支部会 奨励賞を受賞しました。
題目: 「5cm角GPSシンチレータプレートを用いたα線ダストモニタの開発」

2013年3月
当研究グループの嶋岡毅紘君が日本原子力学会 フェロー賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2012年11月
当研究グループの坪田陽一君が日本応用物理学会 奨励賞を受賞しました。
題目: 「TSSG 法によるGd2Si2O7:Ce単結晶シンチレータの合成と窒素中アニールによる発光量の改善」

2012年11月
共同研究を行っている無機合成化学研究室の植田あきさんが日本セラミックス協会東北北海道支部研究発表会で優秀発表賞を受賞しました。
題目: 「透光性Gd2Si2O7:Ce多結晶体プレートの作製とそのシンチレーション特性」

2012年10月
受賞ではありませんが、坪田陽一君と嶋岡毅紘君が日本学術振興会の特別研究員に採用されました。素晴らしい。

2012年7月
日本原子力研究開発機構と先行基礎工学研究のフレームで行った共同研究が、到達レベルの高さから成果報告会において表彰されました。これは主担当を務めた嶋岡毅紘君、各種サポートを行ってくれた坪田陽一君、近藤香織さん他、関係者の努力が評価されたものです。
題目:「GPS高エネルギー分解能シンチレータによる高信頼性α線波高弁別検出器の開発」

2012年3月
当研究グループの坪田陽一君が日本原子力学会 北海道支部会 奨励賞を受賞しました
題目: 「TSSG法によるGPS:Ceシンチレータ単結晶大型化の試みと発光特性評価」

2011年3月
当研究グループの今野雄太君が日本原子力学会 北海道支部会 支部奨励賞を受賞しました。
題目: 「オフ角制御Ⅱa型ダイヤモンド基板を使用したCVD単結晶ダイヤモンド自立膜の合成と評価」


最終更新日:

  • 他大学や高専の方の研究室見学・大学院入試受験も歓迎しています!修士課程については元々の研究分野は問わず、興味とやる気があれば大丈夫です!量子理工学専攻の大学院入試(修士課程)は、様々な分野からの学生が受験しやすい入試科目となっています!
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  • 金子先生の記事が「北海道大学大学院工学研究院・工学院広報誌 えんじにあRing」に特集されています。ぜひご覧ください!
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  • 北海道大学大学院 工学研究院 量子理工学専攻 量子ビーム材料工学研究室Bは金子純一准教授を中心に耐放射線・高温動作ダイヤモンド半導体デバイス、放射線計測機器等を開発するモノづくり系研究室です。
     原材料の精製に始まり、単結晶育成、デバイス化、システム化を外部機関の協力も得ながら垂直統合的に進めています。ここ10年は福島第一原子力廃炉事業や原子炉過酷事故対応を通し技術を磨き、宇宙、携帯電話基地局等で使用する高周波ダイヤモンドトランジスタ、ダイヤモンドデジタル集積回路の開発にも取り組んでいます。
     「材料を制する者は市場を制する」を基本として、今まで見えなかったものを見えるようにし、広く社会的課題解決に貢献すべく人財を育て、大学の強みを生かした技術的イノベーションを武器に地面に足の着いた教育・研究活動を進めています。


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