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“THINK !”, it’s your business.

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みなさんこんにちは。金子です。

 我々の研究室では福島第一原子力発電所廃炉事業、原子炉過酷事故対応、医療用診断機器等への応用を目的とした放射線検出器ならびに計測装置の開発に取り組んできました。特長は最上流の原材料の純化から、結晶育成、デバイス化、装置開発まで垂直統合的に取り組んでいる点です。当然、研究室単独で全てを解決することは出来ないので、学内外の知恵をお借りしながら常に新しい知識を吸収しつつ開発を進めています。こんなものが欲しい、こんなものが必要と言われると、とりあえず出来ないか考える事にしています。これまではセンサー開発が中心でしたが、現在は耐放射線・高温動作ダイヤモンド半導体デバイス関連の開発が研究室のメインテーマとなっています。

 産業界との繋がりの強い領域であり、上述した開発スタイルであることから企業、研究所、他大学等との共同研究も盛んに行なっています。我々のオンリーワン・ナンバーワン技術、さらにマーケティング・マネジメント能力をベースに関係機関と協力し福島第一原子力発電所廃炉事業対応、ダイヤモンド半導体の社会実装に向け全力で当たっています。また、社会実装のためのベンチャー企業を立ち上げ、福島の地方創生につなげるべく頑張ってますo(^-^)o

 手間と時間のかかるハードウェア開発であり、かなり忙しいテーマです。学生・教員が一丸となり議論しながら有機的に開発を進めています。ダイヤモンド並みの固い結束と明るい雰囲気が当研究室の特長です。優秀な学生と頑張り屋のスタッフはひげどん博士の自慢です。ちなみに宴会のレベルはむちゃくちゃ高いですよ。

受賞・メディア発表等

2024年10月4日
当研究グループの奥野朝陽君(M1)が電子材料シンポジウム委員会でEMS学生奨励賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2024年7月18日
KFB福島放送のTV取材を研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社が受け、金子先生が臨界近接監視モニタについて説明しました。

2024年6月11日
日本経済新聞に研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社が取り上げられました 福島・浜通りをスタートアップの聖地に 次世代産業育成 福島研究都市誕生へ㊥ - 日本経済新聞 (nikkei.com)

2024年6月3日
NICT広報誌にて当研究グループの山石直也君と渡辺総務副大臣の面談の記事が掲載されました
NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)NEWS 2024 No.5

2024年5月1日
日刊工業新聞に研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社が取り上げられました ダイヤモンド半導体・濃度差発電…ユニコーンに挑戦する材料研究者たち|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 (newswitch.jp)

2024年3月15日
NEWSPICKS 廃炉特集記事にて、「国難が生んだ新技術」として研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社特集されました(2024年3月15日掲載) 【新技術】福島の廃炉が「究極の半導体」を実用化に近づけた (newspicks.com)

2024年3月11日
読売新聞に研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社が取り上げられました。 北海道:震災「悲しい歴史で終わらせない」 北大発ベンチャー、福島県大熊町に工場建設 廃炉作業活用に期待:地域ニュース : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

2024年3月
当研究グループの桝村匡史君(当時M2)が日本原子力学会支部奨励賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2024年2月19日
研究室で開発、大熊ダイヤモンドデバイスに技術移転中の臨界近接監視モニタが紹介されています。 大熊ダイヤモンドデバイス、新たに3.3億円調達:資金調達額は累計19.2億円へ - EE Times Japan (itmedia.co.jp)

2024年2月6日
研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社が「J-Startup HOKKAIDO」スタートアップ企業に認定されました。 STARTUP HOKKAIDOについて - STARTUP HOKKAIDO

2023年12月26日
福島TV「テレポートプラス 年末スペシャル」で金子先生が開発中の臨界近接監視モニタと研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社が目指す、福島第一原子力発電所廃炉と福島復興に関して説明しました。

2023年11月17日
「廃炉で磨かれた技術を次世代の産業に」。浜通りに拠点を構え、ダイヤモンド半導体の社会実装に挑む――大熊ダイヤモンドデバイス・星川尚久氏、金子純一氏インタビュー | サステナビリティ | Hama Tech Channel (fipo.or.jp)

2023年10月6日
北海道新聞に研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社が紹介され、星川社長がダイヤモンド半導体の産業化について説明しました。 ダイヤモンド半導体の量産に挑む 星川尚久(ほしかわ・なおひさ)さん:北海道新聞デジタル (hokkaido-np.co.jp)

2023年9月28日
日刊工業新聞に研究室と大熊ダイヤモンドデバイス社が共同で開発中のダイヤモンド半導体の記事が載りました。 ダイヤモンド半導体実用化へ 大熊ダイヤモンドデバイス、25年度サンプル出荷開始 | 日刊工業新聞 電子版 (nikkan.co.jp)

【ディープテックを追え】〝究極〟ダイヤモンド半導体実用化へ、スタートアップが生かす優位性|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 (newswitch.jp)

2023年9月7日
日本経済新聞に研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社が取り上げられました。 北海道のスタートアップ、原発廃炉にダイヤモンド半導体 26年度末 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

2023年5月24日
研究室発ベンチャー企業「大熊ダイヤモンドデバイス株式会社」が紹介されました。 【北大・産総研発】ダイヤモンド半導体スタートアップの大熊ダイヤモンドにCoral Capitalが出資したワケ | Coral Capital

2023年5月23日
日本経済新聞に研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社星川社長のインタビュー記事が掲載されました。 大熊ダイヤモンドデバイスの星川代表「廃炉技術で成長」 @EDGE - 日本経済新聞 (nikkei.com) (nikkei.com)

2023年5月
当研究グループの桝村匡史君(当時M2)の論文がDiamond and Related Materialsに掲載されました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2023年4月
当研究グループの福島大貴君(当時M2)の論文がDiamond and RelatedMaterialsに掲載されました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2023年3月15日
Fukushima Tech Createスペシャルドラマ「ふくしまイノベーション~日本の未来を変える者たち~」に研究室発ベンチャー・大熊ダイヤモンドデバイス社設立までの紹介ドラマが公開されました。 Fukushima Tech Createスペシャルドラマ「ふくしまイノベーション~日本の未来を変える者たち~」 (youtube.com)

2023年3月
当研究グループの山石直也君が起業家甲子園で総務大臣賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

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2022年3月
当研究グループの桝村匡史君(当時B4)が日本原子力学会フェロー賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2021年3月
当研究グループの山石直也君が「世界を変える!ビジネスアイデアコンテスト 優秀賞」および「Japanビジネスデザイン発見&発表会η2020-2021 中小企業大賞」を受賞しました。

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2018年3月
当研究グループの平野慎太郎君が日本原子力学会フェロー賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2016年2月
当研究グループの嶋岡毅紘君が日本原子力学会北海道支部 奨励賞を受賞しました。
題目「Lift-off法により作製した単結晶CVDダイヤモンド放射線検出器のFano因子評価」

2016年2月
私事で恐縮ですが、MOT、新渡戸カレッジなどへの貢献が評価されて「平成27年度 北海道大学・教育総長賞・奨励賞」をいただけることになりました。受講者に充実感をもっていただけるような講義・演習になるよう努力を重ねて行きたいと思います。

2015年11月
当研究グループの嶋岡毅紘君がニューダイヤモンドフォーラム ダイヤモンドシンポジウム・優秀ポスター賞を受賞しました。
題目「単結晶CVDダイヤモンド放射線検出器における電子電荷キャリア輸送特性の改善と電子正孔対生成平均エネルギー・ファノ因子の評価」

2015年3月
当研究グループの研究活動が評価され「平成26年度 北海道大学・研究総長賞・優秀賞」をいただきました。寝耳に水だったので最初は間違いかと思って事務に電話かけちゃいました(汗)

2014年8月
当研究グループの坪田陽一博士研究員が日本原子力学会放射線工学部会・奨励賞を受賞しました。素晴らしい!

2014年3月
当研究グループの研究活動が評価され「北海道大学・研究総長賞」をいただきました。研究成果を積み上げてくれた学生さんとスタッフ、共同研究者全員の努力が評価された結果だと思います。我々をいつも支えてくれる事務組織、学内外関係者の皆様にも感謝いたします。

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2013年12月
当研究グループの東井宏平君が日本原子力学会 北海道支部会 奨励賞を受賞しました。
題目: 「5cm角GPSシンチレータプレートを用いたα線ダストモニタの開発」

2013年3月
当研究グループの嶋岡毅紘君が日本原子力学会 フェロー賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しましょう!

2012年11月
当研究グループの坪田陽一君が日本応用物理学会 奨励賞を受賞しました。
題目: 「TSSG 法によるGd2Si2O7:Ce単結晶シンチレータの合成と窒素中アニールによる発光量の改善」

2012年11月
共同研究を行っている無機合成化学研究室の植田あきさんが日本セラミックス協会東北北海道支部研究発表会で優秀発表賞を受賞しました。
題目: 「透光性Gd2Si2O7:Ce多結晶体プレートの作製とそのシンチレーション特性」

2012年10月
受賞ではありませんが、坪田陽一君と嶋岡毅紘君が日本学術振興会の特別研究員に採用されました。素晴らしい。

2012年7月
日本原子力研究開発機構と先行基礎工学研究のフレームで行った共同研究が、到達レベルの高さから成果報告会において表彰されました。これは主担当を務めた嶋岡毅紘君、各種サポートを行ってくれた坪田陽一君、近藤香織さん他、関係者の努力が評価されたものです。
題目:「GPS高エネルギー分解能シンチレータによる高信頼性α線波高弁別検出器の開発」

2012年3月
当研究グループの坪田陽一君が日本原子力学会 北海道支部会 奨励賞を受賞しました
題目: 「TSSG法によるGPS:Ceシンチレータ単結晶大型化の試みと発光特性評価」

2011年3月
当研究グループの今野雄太君が日本原子力学会 北海道支部会 支部奨励賞を受賞しました。
題目: 「オフ角制御Ⅱa型ダイヤモンド基板を使用したCVD単結晶ダイヤモンド自立膜の合成と評価」


最終更新日:

  •  充実した研究施設をフル活用し、ダイヤモンド半導体デバイス開発や福島第一原子力発電所廃炉事業で必要とされる機器開発に取り組みませんか。社会的に大きく期待さるダイヤモンド半導体、さらに国家的課題でもある福島第一原子力発電廃炉事業に直接携わる事が出来るチャンスです。実践的な開発を研究室一丸となって進めており、就職先は引く手数多。
     大学院入学試験はいろいろな分野から幅広く受験していただけるようなっており、受験支援も研究室としてしっかり対応しています。修士課程に関して、元々の研究分野は問わず、興味とやる気があれば大丈夫です。大阪公立大学、愛媛大学、千歳科学技術大学からの入学実績があります。皆さんのびのび研究に励んでいます。
     修士課程からRA雇用制度を取り入れており、アルバイトはほとんどする必要がありません。博士課程進学者には生活費・授業料相当額が支給されます(~2029年度末まで)。博士号取得後の就職先も心配ないのでダイヤモンド半導体研究で勝負してみませんか?
     研究室見学・大学院受験に興味のある方は以下のメールアドレスまでご連絡下さい(織田)。
    E-mail: odahokudaikengo64[a]eis.hokudai.ac.jp
    ※迷惑メール防止のため@を[a]に変えております。

  • 金子先生の記事が「北海道大学大学院工学研究院・工学院広報誌 えんじにあRing」に特集されています。ぜひご覧ください!
    えんじにあRingの特集ページに移動します

  •  北海道大学大学院 工学研究院 量子理工学専攻 耐環境半導体デバイス工学研究室(金子研、旧_量子ビーム材料工学研究室B)は金子純一准教授を中心に耐放射線・高温動作ダイヤモンド半導体デバイス、放射線計測機器等を開発するモノづくり系研究室です。
     原材料の精製に始まり、単結晶育成、デバイス化、システム化を外部機関の協力も得ながら垂直統合的に進めています。ここ10年は福島第一原子力廃炉事業や原子炉過酷事故対応を通し技術を磨き、宇宙、携帯電話基地局等で使用する高周波ダイヤモンドトランジスタ、ダイヤモンドデジタル集積回路の開発にも取り組んでいます。
     「材料を制する者は市場を制する」を基本として、今まで見えなかったものを見えるようにし、広く社会的課題解決に貢献すべく人財を育て、大学の強みを生かした技術的イノベーションを武器に地面に足の着いた教育・研究活動を進めています。


    〒060-8628
    北海道札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学 工学部

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