北大で工学の醍醐味を味わう

中国から留学している陳芸澤と申します。中国の大学を卒業してから北大に入学し、修士課程修了後は博士課程に進学しています。博士課程では、高度浄水処理に関する基礎研究を進めています。基礎研究なので実験の実施とデータの取得に大変苦労しますが、思考力と実行力が鍛えられ、自分の成長が実感できています。また、実際の浄水処理場での実験や見学などの機会もあり、自分の研究が人々の生活と深くつながっていることを認識し、やりがいを感じています。さらに、毎週のゼミ発表を始め、国内学会や国際会議において研究成果を発表することで世界中の人々との交流もできています。

研究以外の時間は日本での生活を楽しんでいます。春には五稜郭でお花見、夏には研究室でジンギスカンパーティー、秋には定山渓で紅葉狩り、冬には小樽運河で雪景色を楽しむなど、年間を通じてさまざまな体験をしています。研究が行き詰まって落ち込んだ時には、少し遠いところに行って大自然に癒やされています。

日本に留学する前は主にニュースを通じて日本のことを知りましたが、実際に日本で生活し、この国の文化を体験することができて良かったと思います。この記事を読んでいる皆さんも、多彩な異文化体験ができるよう願っています。