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工学部のおすすめスポット

工学部内を歩いてみると

材料科学部門 強度システム設計研究室
准教授 池田 賢一

[PROFILE]

出身高校
福岡県立筑紫丘高等学校
研究分野
材料組織学・材料強度学
研究テーマ
結晶性材料の諸特性と組織の相関について

工学部が位置する札幌市は2022年1月の降雪量が14年ぶりに180cmを超えた大雪になりました。車道と歩道の間に高い雪の壁ができ、キャンパス内も大きな雪山が残っていた1月のある日に材料・化学系棟から情報科学研究院棟とM棟の間の道を通り、工学部敷地内の西側を南に歩いてみました。J棟の跡地に続き、新棟が2棟並んでいます。2017年7月に南側の土木工学研究棟が竣工し、本誌No.413の特集で紹介されました。もう一つの新棟である機械工学総合研究棟(上写真)に関しては、本誌No.426の「宇宙ミッションと工学」という特集で新棟内にも実験室がある機械・宇宙航空工学部門の先生方のご研究が紹介されました。ここでは、部門の先生方のご厚意で新棟を見学させていただきましたので、簡単ではありますが、紹介させていただきます。機械工学総合研究棟は地上3階の建物に機械・宇宙航空工学部門の実験系、計算系を含めて多くの研究室の実験室や居室があります。また、共通設備の機械試験室に加えて、試験片等の加工が可能なワークショップがあり、2階、3階にはリフレッシュスペース(下写真)も併設されています。さらに、北海道大学と室蘭工業大学の連携組織であるf3(エフキューブ)工学教育研究センターの拠点にもなっております。竣工は2020年1月31日でしたが、コロナ禍の影響を受けてしまい、7月下旬に移設が完了したとのことで現在2年目に入っています。実験室・居室も見学させていただきましたが、コロナ禍でも教育・研究が効率的に進められるように配慮され、精力的に活動されていると感じました。

今回、機械工学総合研究棟の見学にあたって、機械・宇宙航空工学部門の高橋裕介先生と武田量先生に大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。

機械工学総合研究棟
棟内のリフレッシュスペース