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工学研究的フリートーク。

卒業生コラム 北大から世界へ

ゆとり的モラトリアム論

株式会社 構造計画研究所
篠田 茜

[PROFILE]

出身高校
東京都立西高等学校
2019年4月
株式会社構造計画研究所 入社

「モラトリアム」…金融業界では「支払いを一定期間猶予すること」意味が転じて心理学的には「一人前の人間となるのを猶予されている状態」。大学生は「モラトリアム期間」とよく言われますし、言葉自体のネガティブイメージも強いですよね。「モラトリアムしたっていいじゃない」と思うのは私がゆとり世代ど真ん中だからでしょうか…


大学院は学部よりも授業が少ない一方、修士論文に向けて自分でスケジュールを立てて進めていかなければいけません。私の研究室では週1でゼミがあり、前日に研究室のメンバーとドタバタ成果を生み出していたのは良い思い出です。今でも印象深い言葉が、教授に言われた「1番データに触れているのはあなたたちだから自信を持って説明しなさい」という言葉です。知識・経験共にまだまだですが、社会人になった今でも、顧客や上司に説明するとき胸に刻んでいます。

社会人=一人前の人間ではないと思いますし、じゃどうなれば一人前の人間なの?と言われても正直分かりません。ただ、大学院では専門知識以上に、物事の考え方や楽しい思い出を教えてもらい、一人前の人間になるためこれからの人生頑張らないかんと思えた大事な時間でした。皆さんも是非Enjoyモラトリアムしてください。

ゼミメンバーとのジンパ@建築棟下
北海道の防災について地元の方とワークショップ