カリキュラム

カリキュラムの基本構成

社会基盤学・国土政策学コースで提供する全授業科目を、専門領域と開講時期との関係で表した「科目系統図」を図1,図2に示します。縦軸は学部・学科共通科目及び土木系コース共通科目を上段におき、以下「計画系」「構造系」「地盤系」「水圏系」「環境系」の順に各専門領域の科目を配しています。土木系コース共通科目や各専門領域科目としての位置づけや各科目間の関係等、特に説明を加えるべき点について以下に述べます。

各科目の「科目内容」(科目の学修目標・授業計画・評価・教材・受講条件等)については、北大ホームページの「講義内容(シラバス)」の項で検索してください。

図1. 社会基盤学コース専門教育科目・科目系統図

図2. 国土政策学コース専門教育科目・科目系統図

土木系コース共通科目

[土木系コース共通科目]は、「基礎科目」と「総合科目」に分類されます。

(a)基礎科目

「応用数学II」「同演習II」「数値計算法演習」「土木工学創成実験I・II」「測量学」「環境フィールド学実習」「科学技術英語演習」等からなっています。

「応用数学II」「同演習II」で各専門領域の基礎となる数学を学ぶとともに、「数値計算法演習」で各専門領域の具体的問題を題材とした少人数グループによる演習を通してコンピュータ数値解析の手法を創成学習で学びます。「土木工学創成実験I・II」では、専門領域に関わる各項目についてグループ単位の実験を、「測量学」「環境フィールド学実習」では、グループ単位の実習・結果の整理・地形図の作成等をそれぞれ共同作業で行うことにより、各科目内容についての認識を深めます。また、「科学技術英語演習」において、英語によるコミュニケーション能力のトレーニングを行います。

(b)総合科目

「技術者倫理学」「パブリックデザイン論」「同演習」「卒業論文」「国際プロジェクト論」等からなっています。

「技術者倫理学」では、社会的責任と技術者倫理を自覚する能力を身につけ、土木技術者としての自らの将来像を描く機会を与えます。「パブリックデザイン論」「同演習」において、構造物特性に立脚し、地域の個性・環境を踏まえたデザイン能力を身につけます。また、「卒業論文」では、最終学年での学部教育の総括として、個別の研究課題についての調査・実験・解析・理論的考察等を通して得られた知見を論文にまとめるとともに、専門的知識を総合的に結集して得られた研究成果の発表を通して自己を正確に表現するプレゼンテーション能力・コミュニケーション能力を培います。さらに、「国際プロジェクト論」等によって専門領域の裾野を広げ、土木工学の各分野の現状と将来展望について理解を深めます

専門領域科目

[専門領域科目]は、「計画系科目」、「構造系科目」、「地盤系科目」、「水圏系科目」、「環境系科目」に分類されます。

(a)計画系科目

[計画系科目]では、計画学の理論とともに都市および地域活動を支える交通システムについての計画・評価、交通施設の設計・建設および維持管理、ならびに各種交通流の制御や地理情報システムの基礎を修得するとともに、北海道地域の特色を考慮しながら社会資本政策を立案するための手法や安全工学について学びます。また、演習で創成学習を行います。

(b)構造系科目

[構造系科目]では、橋梁、ダム、トンネル、地下鉄、海洋港湾施設、ライフライン施設などの社会活動に必要とされる各種土木構造物を、安全に、かつ自然環境と調和した形で計画、設計、建設および保全するための力学・材料学・構造解析・構造工学等を基本とした専門領域を学びます。また、寒冷地の特色を考えた学習や、演習で創成学習を行います。

(c)地盤系科目

[地盤系科目]では、社会基盤諸施設を支える地盤の構成要素である「土」の物理化学的性質や力学的性質、地下水の流れに関するメカニズムを学ぶとともに、土構造物や構造物基礎の設計・施工、地盤の改良、地震・豪雨などによる地盤災害の防止技術などに関する基礎を修得します。また、寒冷地の特色を考えた学習や、演習で創成学習を行います。

(d)水圏系科目

[水圏系科目]では、人類の文化がすべて大河川の流域に起こったように、社会活動に不可欠な「水」をテーマに河川、湖沼などの地表水、地下水さらに沿岸海洋などの水圏において自然と共存し、かつ安全で美しく快適な環境を創造するために必要な水環境課程、流れや波の基本的な性質を修得します。また、寒冷地の特色を考えた学習や、演習で創成学習を行います。

(e)環境系科目

[環境系科目]では、地圏及び水圏、気圏における環境の実態を学ぶと共に、快適で美しい環境を保全する為の技術を修得します。また、寒冷地特有の環境に関わる諸問題を解決していく上で必要となる基礎事項を学習します。

「必修」「選択」の区分

社会基盤学・国土政策学コースで提供する全授業科目は、「必修科目」、「選択科目」に分類されます。

(a)必修科目

学科・土木共通科目及び4系各領域の基礎科目と総合科目としての卒業論文が、必修科目として用意されています。

(b)選択科目

学部共通科目及び学科・土木共通科目の一部と4系各領域の発展系科目が、選択科目として用意されています。

卒業に必要な単位数

各コースの卒業に必要な単位数は、下表に示す通り、全学教育科目は46単位以上、専門教育科目は80単位以上、合計で126単位以上必要です。また、「学習・教育目標」を達成するために表1、表2に示す最小単位数を取得する必要があります。表3、表4は、教育目標と授業科目の対応を示しています。学部教育の最終年次では「卒業論文」に着手します。3年次までの単位取得状況にもとづいて着手要件が定められています。

【表1. 社会基盤学コース卒業要件単位数(入学年度によって異なる場合があります)】

科目区分 卒業論文着手条件 卒業要件 備考
全学教育科目 必修科目 26単位以上 28単位以上 注)学習・教育目標を達成するため表1の最小単位数を満たすこと。
選択科目   14単位以上
42単位以上 46単位以上
専門教育科目 必修科目 30単位以上 55単位
選択科目 25単位以上
50単位以上 80単位以上
合計 126単位以上  

【表2. 国土政策学コース卒業要件単位数(入学年度によって異なる場合があります)】

科目区分 卒業論文着手条件 卒業要件 備考
全学教育科目 必修科目 26単位以上 28単位以上 注)学習・教育目標を達成するため表1の最小単位数を満たすこと。
選択科目   14単位以上
42単位以上 46単位以上
専門教育科目 必修科目 30単位以上 55単位
選択科目 25単位以上
50単位以上 80単位以上
合計 126単位以上  

各コースの時間割のイメージ

※時間割および必修・選択の区別は変更される可能性があります.履修する際は必ず学生便覧等で確認してください.

赤:必修科目
黄:選択科目
緑:その他
青:土木ゼミナール(就職サポートの一環として本コースが独自に開講する公務員試験・就職試験対策講座)