当研究グループでは海にまつわる様々な研究を行っています. 代表的な研究内容については以下の項目を参考にしてください.

次の記事も参考にしてください.

Marine Renewable Energy


近年,波浪や潮流,海流などの力を利用した海洋エネルギー発電が世界的に注目されています. 日本でも各種海洋エネルギー発電施設の新設や実証試験が開始されているなど,海洋エネルギーの活用に向けた議論が始まっています. 北海道沿岸では津軽海峡に豊富な潮流,海流のエネルギーが賦存しています.

当研究グループでは,津軽海峡の流れ発電プロジェクトに参画し,現地の流れの特徴について調査しています. またその他にも一般的な波や流れの物理的な特徴を明らかにする為の研究を行っています.

Sea Spray and Bubbles


海面から絶えず発生している波飛沫. その発生メカニズムは海中の気泡が水面で破裂してできたり,強風で海表面が引きちぎられてできたり様々であり, そのスケールは海辺で肌で感じられる程大きなものから,目に見えない程小さなものまで広いレンジに渡ります.

海面付近に気泡や飛沫が存在することにより,大気-海洋間の熱,湿度,ガス,運動量などの輸送が促進されることが知られており,その発生量や大気-海洋間相互作用への寄与などについて明らかにすることが求められています.

Explosive Cyclones


1 時間に 1 hPa 以上の急速な中心気圧の低下を伴い急速に発達する温帯低気圧である爆弾低気圧は, これまでに数々の海岸災害の原因となってきました. 特に 2014 年根室で発生した高潮災害は,国内で確認されている中で初めての温帯低気圧による高潮災害として全国的に注目されました.

爆弾低気圧は日本付近では北に行くほど勢力が強くなる為,特に北海道では被災リスクが高くなります. 当研究グループでは,爆弾低気圧による海岸災害の発生パターンなどを明らかにする為の研究を行ってます.