卒業生コラム 北大から世界へ
未来を支えるCFB技術の挑戦
沖電気工業株式会社 グローバルマーケティングセンター
CFB開発部デバイス応用チーム
チームマネージャー 古田 裕典
[PROFILE]
- 出身高校
- 星稜高等学校
- 2005年
- 株式会社 沖データ 入社
- 2020年
- 沖電気工業株式会社 移籍
私は現在、CFB(異種材料接合技術)の開発に携わっています。CFB技術はOKIのプリンタの光源であるLEDの進化に伴い開発され、プリンタの小型化や高速化に貢献してきました。私が設計・開発したCFB技術を活用したLEDチップがプリンタに採用され、市販されていることに大きな喜びを感じています。
CFB技術は、本来、異なる物質を接合することが非常に難しいとされる半導体分野において、その壁を打ち破る革新的な技術です。この技術により、将来的に半導体の性能向上や新たな応用が期待され、半導体の進化に大いに寄与すると考えています。
現代の社会では、日常生活の中に多くの半導体が使用されており、その高性能化や省電力化が切に望まれています。CFB技術は、これらのニーズに応えるために、半導体のさらなる進化を促進し、高性能化や省電力化に貢献することでしょう。
このように、私たちの研究開発が社会に貢献できることを非常に嬉しく思います。CFB技術は、単なる技術革新に留まらず、将来的な半導体の発展を支えるキーとなる技術です。その一端を担う仕事は非常にやりがいがあり、日々多くの挑戦を感じながら取り組んでいます。