インターンシップ報告
夢の場所でがむしゃらに働いた日々
機械宇宙工学専攻
宇宙環境システム工学研究室
2019年3月 大学院工学院
機械宇宙工学専攻 修了 後藤 凌平
[PROFILE]
- 出身地
- 愛知県
- 出身高校
- 名古屋市立向陽高等学校
- 趣味
- 読書、映画鑑賞、自然観察
- ひとこと
- 興味の向くまま本気で
NASA JPLで働けるなんて
幼い頃からの夢だったNASA Jet Propulsion Laboratory(JPL)で、客員研究員として一年間働いてきました。熱の専門家として、今後の深宇宙探査に必要な省エネでコンパクトな熱制御デバイスの研究開発を行う業務でした。そのデバイスの中で重要な「蒸発器」という熱交換器の製造の簡易化や複雑性の付与を可能にするために、金属3Dプリンタを用いて製造する方法を研究しました。ほかにも、木星の衛星エウロパの表面を再現するチャンバー製作の手伝いや金星探査機の熱設計等、たくさんのプロジェクトに携わることができました。職員による音楽ライブや季節のイベントなども多く、自由な雰囲気の職場でした。
自分と仲間を信じて技術を磨くこと
JPLでも日本での研究方法と同様に、研究背景や先行研究を100本以上の論文を読むことでリサーチし、コスト(時間、費用、人材)、意義や面白みを考えて研究を模索し、実験・解析を行いました。そして拙い英語でも研究提案や成果発表を積極的に行い、存在感をアピールしました。結果としてインターンシップが終わる頃には「crazyな研究成果だ」という評価と、「PhD学生として働かないか」という提案もされました。どこにおいても研究ですべきことは変わらず、自分と仲間を信じて技術を磨くことの重要性を学びました。